新年を迎えて

 大阪は、穏やかな天候の中で新年を迎え、個人的には恒例の墓参りで1年を始めました。しかし、夕刻を迎えたあたりで元日早々、不気味な長い揺れを感じるや、能登半島を含む一帯で大地震の報。多くの方の訃報や厳寒下での避難などが続いています。被災された方、ご親族、ご関係者のみなさまには、心より、お悔やみとお見舞いを申し上げます。
 2日にもまた、羽田での航空機事故の報を受け、多くの方が衝撃を受けたことと思います。
 とくに、地震については、大阪の多くの方が、夢洲で行おうとしている、万博やIRカジノのことが頭をよぎられたことでしょう。

 IRカジノについては、年末年始を挟んで2つの大きな動きがありました。12月27日、政府・観光庁が九州・長崎特定複合観光施設区域整備計画(長崎IRカジノ)について認定を行わないことを発表。資金調達が確実ではないことから基準に適合せずとの判断と公表しています。
 また1月6日には、大阪市環境局が、夢洲IRカジノを進める「大阪IR株式会社」による環境アセスメント・準備書の公聴会を開催。12人の公述人による意見表明が行われました。いずれもカジノ誘致に反対の立場からのもので、地盤沈下や液状化評価が含まれていないことをはじめ、絶滅生物や生態系への環境基準が低すぎる点、また災害対策が不十分であることや汚水処理や廃棄物処理の対策が不十分であることなどの意見が相次いだ。

 夢洲については、万博の開催について、中止を求める声が続いており、災害復旧に万博工事が影響を与えることを危惧する声も出始めています。国家事業とはいえ、阪神大震災越えともいわれる地震の復旧より、万博を優先するかの姿勢は、生活の安全や安心を求める市民感覚からは遠い。

 市民の求める行政の実現は、市民が立ち上がることでしかなしえないことか。市民の立場を重視した行政は、どのようにすれば生れるのか。新年早々ですが、私たちの疑問や思いを話し合う機会を持とうと、市民の力で市政を変えるために
すべきこと、できること、足りないことなどを話し合う交流会を開きます。いまの大阪を変えたい、いまの大阪へんやない? そう思っている人たちといっしょに話し合いましょう。
「センキョdeカフェ 明るい2027を語り合おう」

とき 2024年1月21日(日) 15:00~
ところ ターネンビル#2 2階セミナールーム
参加費 2,000円(軽食・飲み物付き)

共催 Future Osaka 大阪の未来をつくる市民ネットワーク どないする大阪の未来ネット

3年後の統一地方選挙
市民を議会に送り届け、市民の力で市政を変えるために
すべきこと、できること、足りないことなどを話し合う交流会です。
いまの大阪を変えたい、いまの大阪へんやない?
そう思っている人たちといっしょに話し合いましょう。
※準備のため事前申し込みをお願いします。
 メールにお名前、ご連絡先、センキョdeカフェ参加と書いてお送りください。

 お申込み・お問い合わせ先 contact@futureosaka.com /080-4019-2859(いしだ)

https://note.com/future_osaka

「Future OSAKA」(フューチャーおおさか)とは
ビッグ・ボスはいないけれど、大阪をマジに愛する、オモロいリーダーがいっぱいおる、そんな「市民ネットワーク」づくりをめざします。
こころざしは高く、目線は低く、視野はグローバルに、足場は徹底してローカルに。
自分たちのくらしや地域の課題とかかわり、社会を共に創っていこうとする仲間と出会い、地べたから「自治」を考え、実践しようという個人の参加を呼びかけます。
アクセスは contact@futureosaka.com (自由なスタイルで投稿ください)。

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