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大げさな表現のすすめ

ビジョンとして大き過ぎる表現を実現する為に、Outcomesの観点からの思考が必要である。現状の明確なペインの解決の為に、決められたゴールに到達する為に成した結果がOutputであるのに対して、ゴールの価値が外部に波及し、それを受け取った社会の新たな選択肢とその可能性を広げる様を描くのがOutcomesである。

ビジョンの創造は、ビジョンが描き出す世界観の中で、人々がどのように自らを活かし、そして活かし合い、次なる崇高なビジョンを描いていく連鎖を生む。正にビジョンはOutcomesの入り口であり出口である。大き過ぎる表現によって示される場においては、自らはどの様に活躍し、自らの他律機能を発揮するのかを考える必要がある。大き過ぎる表現こそ、具体的に「こうありたい!」という表現を可能にさせる。

究極のビジョンは、自らならではの具体的なビジョンを描くことを可能にする。究極のビジョンは一社で達成されるレベル感ではあってはならない。多くの共鳴者が集い、自らの強みを他律機能として発揮させることで、お互いを活かし、そして高め、そして新たなビジョンを共に描く共鳴者のクラスターを形成する。即ち、究極のビジョンはそれに賛同する他律機能保有者に、その他律機能を最大限に活かし切る具体的なビジョンを想起させることが出来る。