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ライフトランスフォーメーション

バックキャスティング思考によるCo-Beingが達成された社会とは、「誰もが潜在能力を発揮して、自己の理想の実現や働き甲斐のある仕事に取り組むことで、自己の成長と社会の持続的な発展に貢献できる社会」である。その社会の中で質の高い人生経験により、なりたい自分を実現することができ、すべての人々が自分らしい生き方を獲得できる状態こそ、筆者が提言する「ライフトランスフォーメーション:LX」である。

地球環境が生み出した自然と、そこに生命の進化の過程で創造された人類とが共生している。勘違いをして頂きたくないのだが、自らが醸成する価値観は大切にされるべきで、自らに我慢を強いて他者と共存するべきとは思っていない。人の流動は具体的ビジョンの基に行われ、その達成のための技術やサービスも独自の進化を遂げていく。

その進化した技術やサービスは、「車輪の再発明」に陥ることなく、他律機能として共有されていき、異なる価値観で他律機能が共有されることで、また、新たな価値を生み出していく。「人がこうありたい」と願うことを叶えるために必要となる新規技術の開発にスピード感をもって取り組んでいく。幸せになれる時間を待っていられる、そんなLXを実現するための要素技術の抽出と開発にこそ、研究者から産業界まで一体として投資していく時代である。