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論語のこと。 ~学んで思わざれば即ち罔(くら)し ~

学而不思則罔。思而不学則殆。
学んで思わざれば即ち罔(くら)し。
思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。

訳)
知識を詰め込むばかりで、その知識をもとにして自分なりに考えないのでは、物事の正しい形が見えてこない。

知識を身につけないで、自分勝手な考えをめぐらすだけでは、偏った結論にしかならないので、やはり物事の正しい姿が見えてこない。

知識を得ることと自分の頭で考えること。その2つのバランスが大切なのである。

感情論に振り回され、建設的な話ができないことにもどかしく、イライラしたことがありました。

どうしたら感情を切り離して(わきに置いて)話合うことができるのか、物事のメリット、デメリットをテーブルの上において、どれをトレードオフすることが最適なのかを考えなくては議論が前に進みません。

主観的な感情だけでいい、悪いを判断すること、それが「自分の世界だけ」でしか通用しないということをあまりにも理解していない人が多いように思います。

俯瞰してみること、考えること、それをするためにも知識は必要ですし、それは専門的な勉強じゃなくて本だったり、新聞記事だったり、誰かのエッセイだったり、インタビューだったり、いろいろな所に学ぶことは転がっているし、考えることやきっかけもたくさんあります。

学んで思わざれば即ち罔(くら)し。思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。

この言葉を後輩たちにしっかりと伝えるとともに、私自身、心にしっかりととめておきたいと思います。

#論語  #孔子 #生き方 #学び 

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