何者かになろうとしなくていい

世の中の多くの人、おそらく8割がたの人は、可もなく不可もなく、いわゆる平凡な人生を送る。
メディアに取り上げられるような人たちは、ほんの一握りの人たち。
表向きは華やかに見えるけれど、その実態はどうなのかはわからない。

何者かになりたい。
平凡な人生はつまらない。
平凡な自分に対して、何らかの劣等感を感じたり。
必死になって努力したり。
そういう感情が湧いてくる人もいるだろう。

でも、平凡でいられるということは、とても素晴らしいことだと思う。

僕自身も、何者かになりたいという思いを抱いてきたし、今もどこかでそう思っている節があるけれど、
一方で、平凡な今の生活もまんざらではないと思うになった。
これはこれで、とても幸せなことだと。

人生って、平凡な中にもたくさんのドラマがある。
沢山の幸せがある。
一見、平凡でつまらないように見える人生にも、その人にしかわからないドラマで溢れている。
その一つ一つの出来事を味わい尽くしていくことで、他者から見れば平凡に見える人生も、自分にとってはほかには代えがたい素晴らしい人生になる。

だから、何者かになろうと焦る必要はない。
自分は自分のままで、唯一無二の人生を歩いているのだから。