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「1年」のはなし

新年、明けましておめでとうございます。

二日です。

本年もよろしくお願いします。

さて、今回は、新年最初の投稿ということで、前回予告した内容とは別の話を割り込みで投稿します。

今回は「1年」という話題で進めていきたいと思います。

歳を取ると、1年経つのが速く感じるようになるというのは、よく聞く話だと思います。これは、幼い頃、若い頃は、見るもの、聞くもの、とにかく体験する様々な事象が初めてであったり、新鮮であるのに対して、歳を取ると、様々なことが「前もあった事」になり、人間はこの「前もあった事」を無意識に処理していくため、時間が速く経ったように感じるからだそうです。

他に聞いた話では、例えば1歳の赤ちゃんにとって、「1年」は過去の一生の内の100%、2歳だと一生の内の50%、3歳だと一生の内の33%、10歳だと10%、20歳だと5%という風に、自分のそれまでの一生の内に占める「1年」の割合が小さくなる事で、1年経つのが速く感じるからということもあるそうです。

どちらの話も個人的には感覚的に納得できる話だなと思っています。

ただ、少し論点はズレるのですが、そもそもこの社会で生きる人間は、1年を振り返るタイミングが少なくとも3回あることによって、毎年毎年、1年経つのが速く感じるのではないかと思います。

まず直近だと、昨日の12月31日、大晦日。言わずもがな、この日は日本中が1年を振り返り、「今年はこんな事があった」「こんな1年だった」と思い浮かべます。そして同時に「今年も速かったなぁ」と感じます。

2つ目は、別れの季節、年度末の3月。このあたりの時期も、学生から社会人まで、様々な人が、4月から始まった1年を振り返ります。つい3ヶ月前に年が明けたばかりだと言うのに、また1年を振り返っては、儚く散る桜も相まって、少し感傷的な気持ちになります。

3つ目は、誕生日。これは人によって時期は様々ですが、1つ歳を重ねるにあたって、また「この1年」を意識するタイミングが生じます。人によっては大晦日から年度末までの間で3回も1年を振り返ることになり、人によっては3、4ヶ月に1回のペースで1年を振り返ることになります。

これはあくまでも「少なくとも」3回の例であり、毎年の恒例行事などがある人にとっては、もっと1年を振り返ることが多いかもしれません。

このように、1年のうちに何回も「この1年」を振り返ることがあると、その度に、数ヶ月しか経っていないのに1年経ったように感じてしまうのではないかと思います。

新年早々、「1年経つのが速く感じる」という話題になりましたが、今年も1日1日大切に過ごして、数ある1年を振り返るタイミングで、毎回充実した1年だったと思えるような生活を心がけていきたいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

改めて、今年もよろしくお願いします。

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