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大阪の『NPP』にリズムを狂わされた?絶対王者の名古屋が勝ち切れなかった理由とは?Fリーグ第19節・シュライカー大阪戦後の名古屋オーシャンズ⑮吉川 智貴選手コメントほぼ全文

2021年12月18日(土)、岸和田市総合体育館Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第19節 シュライカー大阪×名古屋オーシャンズ戦後の、名古屋オーシャンズ⑮吉川 智貴選手の独占インタビューです。

▼ 試合の公式記録

立ち上がりの失点ですべてが決まるわけではない。「自分たちのゲームが一切できていなかった」


―まずは試合を振り返った感想からお願いします。

吉川 智貴選手「そうですね・・・

勝たなきゃいけない試合で勝てなかったな。

まぁそれだけですね」

―途中、接触(退場)もありましたけど、大丈夫ですか?

吉川 智貴選手「まぁ・・・、ちょっと、たぶん脳震盪っぽい感じだったと思います。

大丈夫だと思います」

―立ち上がり、加藤 未渚実選手の、左サイドからのキックインから、早い段階での失点から入った試合になりました・・・

吉川 智貴選手「まぁ、そうですね・・・。

立ち上がりというか・・・。立ち上がりから含めて、前半は自分たちのゲームが一切できてなかったと思いますし、別にその立ち上がりの失点で、全てのゲームが決まるわけじゃないですけど・・・

自分たちの、この・・・そうですね

全員がめちゃくちゃ良いコンディションではなかった中で、ああいう失点は正直痛かったなってのが・・・

まぁ痛かったところですかね」


―「自分たちのゲームが一切できてなかった」という言葉もありましたが・・・、前半名古屋が良くなかったのは、振り返って、吉川さんからみた要因は?

吉川 智貴選手「いつもよりも、やっぱり集中力に欠けていたと思いますし・・・

ゲームに入りきれていなかった。

全員だと思うんですけど。

自分も含めて、まぁ、それに尽きるかなと思います」

「100パーセント集中して挑める試合ではなかった」「それはわかっていたこと」

―全員が良いコンディションではないというのは、ケガをかかえている選手が居るということ?

吉川 智貴選手「いや、まぁ・・・

全体的にも、自分とアルトウールは代表(候補合宿に)行っていましたし、チーム的にも、こないだの試合は日曜日だったと思うんですけど・・・

そこから、全員で上手く、全員では練習できてないですし。

この一週間、体のコンディションだけじゃなくてそういう・・・チームの・・・何て言うんですかね。

まあその準備と言うか・・・」


―連携だったり?

吉川 智貴選手「そうですね。

別にそれを言い訳にする必要も、するつもりもないですし。

自分たちが100パーセント・・・

この試合に集中して臨めるという状況じゃなかった中で、戦わなきゃいけないってのは、みんなが分かった事なんで・・・

そんな中で、自分も含めて、チームとして、良いパフォーマンスを出せなかったっていうのは、非常に残念ですし

まぁ次に向けてやっていくしかないかなという・・・はい」

早いタイミングでタイムアウトを取らせてしまうのは、選手としては"恥ずかしいこと"

―そういう前半の中で、ハーフタイムはチーム中ではどういう話をされましたか?

吉川 智貴選手「監督も・・・そうですね

気持ちを入れて戦うこと・・・

プラスは戦術的に、自分たちがやるべきこと・・・

やらなきゃいけないことをやらないと勝てないよっていう話は・・・

冷静になって話があったかなという感じですね」


―前半、大阪も名古屋もタイムアウトがすごく早かったと思いますが、前半の前半のタイムアウトはどういう話でしたか?

吉川 智貴選手「タイムアウト自体は・・・まぁ一緒ですね。

結局、戦術的に・・・

もう少し縦にボールをどんどん送り込んで、パラレラのゾーンをどんどんついていかないといけないという話でしたけど・・・

そうですね。残り12分ある段階でタイムアウトを取らせるというのは、正直、選手からしたら恥ずかしいことですし。

まぁこの試合を物語ってたのかな・・・と思います」

大阪の『NPP』にリズムを狂わされた?後半も名古屋が「100パーセントまで行けなかった」理由とは?

―後半、ペピータ選手のゴールで同点に追いつきました。後半はやっていて、見ていて、いかがでしたか?

吉川 智貴選手「前半よりかは、ちょっとレベル上がったかな・・・とは思いますけど。

やっぱりもう少しのところが、足りなかったかなと思いますし。

そうですね、はい。

自分たちのその100パーセントのところまで正直行かなかった・・・

持って行くことができなかった・・・

ゲームだったかなと思います」

―大阪は(キーパーの)高見選手が上がってきてのパワープレーがあったりしましたが、その辺もちょっと(名古屋が)ギアが上がらない要因になったりしましたか?

吉川 智貴選手「そうですね。

まぁそれも含めてゲームですし、なかなかこういう戦術を使うチームは他に日本の中ではないですし。

慣れてないってのは、まぁ正直なところですけど・・・

それはもうゲームに入る前から分かってましたし。

『ゲームの中でどんどん適応して行こう』という話があったんで。

そうですね。

いつもとリズムとしては違うリズムでゲームをしなきゃいけなかったかな・・・とは思いますけど。

別にそれが負けた原因じゃないと思いますし。

自分たちがやるべきことをできなかったってところが・・・まぁ負けてないですね・・・

引き分けの要因かなと思ってます」


―ちなみに試合前、今日、湘南が横浜に負けましたが、その話は試合前、伝わっていましたか?

吉川 智貴選手「はい。負けたところまでは知らないですけど・・・

後半で負けていたってところは、みんな知っていたと思いますし

僕も知ってはいるところでした」

新たなスタートを切った、フットサル日本代表候補トレーニングキャンプの『初回』の感想

―代表の話もお聞きしたいんですが・・・。また新たなスタートを切りましたけども、初回のトレーニングキャンプに参加しての感想、チームの手応え、感触を教えていただけますか?

吉川 智貴選手「本当に全てが変わったな・・・というのが正直な印象で・・・

監督は変わったらあの当然のことですし、変わらなきゃいけないタイミングなのかもしれないですし・・・

そう言った意味では、また再スタートいう場所にまずは自分が入れたってことはすごく幸せなことですし・・・

そういう幸せを感じながらも、三日間過ごしたかな・・・というところで

3日とも良い練習ができたと思います。

またあの場所に戻れるように。

自分もチームで頑張んなきゃな・・・ところですかね」


―ガラリと変わったというのはメンバーももちろんですけども、個人的には戦い方なんかは前のブルーノ監督のところを踏襲する部分もあるのかなと思っていたんですけど、だいぶガラッと行きそうですよね?

吉川 智貴選手「そうですね。

戦術的にもだいぶ変わりましたし・・・

選手はそれで適応するだけなので。

呼ばれた選手はそれに適応して・・・

適応できなきゃ呼ばれないだけだけだと思いますし。

特に変わったことに対して、別にいいも悪いもないのかなと思いますし・・・

変わったことを受け入れて、自分たちが強くなるために、日本が強くなるためにということを考えるだけかなと思います」

「自分にできることはやっていく」ワールドカップを受けての取り組み

―ワールドカップを戦って、また3年後に向けて気持ちも新たな部分もあると思いますが、課題として取り組んでいる、あるいは取り組もうと思ってる所は、何かあったりしますか?

吉川 智貴選手「ありますけど・・・

別にここで言う必要はないかなと思いますし。

自分の中ではハッキリしているんで。

それが別にW杯で見つかったわけでもないですし・・・

それ以前からずっと感じていることなので・・・

そこを、どんどん、自分としても・・・

まぁ自分も良くなる、プラス日本がね

もっと強豪国と、肩を並べられるぐらいまで行けるように。

自分のできることはやっていきたいなと」


―トレーニングキャンプの中身というか、水曜日に最後ゲームをするとか、流れもちょっと変わるようですが、週末の試合に向けてのコンディション作りとかも変わってきそうなところはありますか?

吉川 智貴選手「今回のこの三日間の合宿だけでは、ちょっと判断がつかないのはありますけど・・・

代表の場にいられるって事は、もうどんな状況でもプレーしなきゃいけないですし

コンディションが悪くてもプレーしなきゃいけないですし

ある日程の中で、自分ができること全てやって、常に良い状態を保つだけなのかなと・・・そこは思ってます」

「自分たちを苦しめたのは自分たち」「全部勝てば自分たちがチャンピオンになれる」残りの試合に向けた意気込み

―名古屋はワールドカップの影響もあって、年末に日程がちょっと重なったりもあると思いますが、次の町田戦に向けて・・・。そしてまたすぐ大阪との対戦があると思いますが・・・。2試合に向けて

吉川 智貴選手「そうですね。

今日引き分けたことで・・・今日勝ってたらね・・・もう少しこう・・・

自分たちが気持ち的にも、ちょっと楽になるところだったと思うんですけど・・・

まぁ自分達を苦しめたのは自分たちですし。

残り試合残ってるので。

まあそれで全部勝てば結局・・・自分たちチャンピオンになれるんで。

まだ4試合5合ですか・・・残ってますけど・・・。

先のこと考えずに。

1試合1試合、目の前の試合を取り組んで。

回復してっていう・・・

そういうリズムを作っていければいいんじゃないのかなと思ってます」


文・写真=北谷 仁治

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