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コーチングとティーチング (2)

皆さんこんにちは。
前回は「コーチング」と「ティーチング」の特徴や違いをお話しさせて頂きました。

皆さんは違いを理解した中でうまく活用できていたでしょうか?

今回はいつ。どこで。どのように。誰に。使うとうまくいくのかを話していければと思います。

コーチングの実践方法3ステップ

①自己採点してもら

相手に良かった点、悪かった点、その要因を聞いてください。

例えば良かった点、うまくいった点を語ってくれた際は、「なぜうまくいったと思う?」と聞いてみてください。

逆に悪かった点を語ってくれた際は、「どんな準備をしておけばうまくいったともう?」と一緒に考えてあげてみてください。

良くても悪くても、本人に言語化させることが重要です。

しかしすぐにはうまく言語化をできるわけではありません。

そんな時にはすぐに答えを伝えるのではなく我慢をして、本人に言語化させるように待ってあげましょう。
一呼吸し我慢をして、待ってあげることこそが本人を成長させることができます。ここがとても大事です。

②宣言してもらう

自己採点で自分の現状を分析→目標を語る

僕たち人間は人に指示をされた目標より、自分で自ら宣言した目標の方が頑張れる習性があります。
自分で立てた目標や理想と現実に一貫性をもたせようと行動するからです。

ただ、ここで大事なのは「口だけの目標を設定させない」ことです。

もし大きな目標を設定した際はそこから噛み砕いた目標を設定してあげれるように話してみてください。

例えば、
「一年後の大会に優勝したい。」と言ってきた場合
そのためには「今週どんな取り組みをしようか。」と直近の達成できそうな目標を自分で設定させます。

明日から「現実的な行動につながる」質問を切り返してあげましょう。

目標と計画が、その人の今の現状にあっているのかを、しっかり確認してあげましょう。

③相手に憑依してコメントする

前提として、基本的にコーチングにおいては軌道修正は無しです。相手を良くしようとしすぎるとコーチングの良さが失われてしまいます。

本当に間違った方向にいってしまいそうな時には軌道修正をしましょう。

その際に大事なことは相手に憑依してコメントすることです。

良くしてしまうことが「俺だったらこうする」「この時はこうだ」と自分の考えを押し付けてしまうことです。

自分だったらではなく→相手本人だったら
と、徹底的に相手になりきって考えることが大事です。

例えば、
「君はキックの際に手が使えていないから手を使いなさい。」
これはあくまでコーチ目線の話で選手は手の使い方がわからないから使えていないので根本の解決には何もなっていません。
そうではなく「キックの際に手を天井から回すように蹴って見たらうまく手が使えるよ。」とアドバイスをすることで、

相手の感覚に寄り添ったアドバイスになります。

いかに相手の状態に憑依して相手目線になりきってアドバイスするかがとても大事です。

他人にアドバイスするということは、相手が真面目で素直な人ほど相手をぶっ壊してしまうリスクも孕んでいるということを理解しておきましょう。

最後に

今回は「コーチング」の実践方法についてお話しさせていただきました。

こう見ると「コーチング」だけをすれば相手は自主性を持ち育つのではないかと思っている方もいるとは思います。

「コーチング」の良さや実践方法を理解してもらったので、次回は意外な落とし穴と「コーチング」では獲得出来ないものをお話し出来たらと思います。

今回は文章ばかりになってしまいすみません。
次回もお楽しみ〜!!!

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