【独男向け】ぽっちゃり既婚者役に立て⑰【エッセイ】

眉毛というのは恐ろしい。形だけで顔が変わってしまうのだ。
そして、恐ろしいが故に、経験のない諸君は自身で行うことをオススメしない。まずは、サロンへ行こう。少々お高めくらいでも5000円程度だ。一度、形がわかれば、その後は自身での再現性が高くなる。
今一度いうが、これは全て我が奥様から得た知識だ。それまでは全く縁のなかった世界。全く惚気ではなく、我が奥様は美人である。高校生から、社会人に至るまで、毎度広報誌のモデルに使われるほどである。そんな彼らは、いや、彼らだからこそ、美意識が凄まじいのである。
ただでさえ、”美”において人生のスタートダッシュが決まっているのに、さらに磨きをかける。むしろ、だからこそなのかもしれない。
物心付いたときから、周囲からのルックスからの評価が高ければ、無意識に自身のアイデンティティになるのであろう。
これは全く卑下しているわけではなく、誰しもにあることである。それが彼らの領域では、対象が”美”だっただけだ。
そして、筆者にとってのその対象は”仕事”だった。
〜つづく〜

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