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「問われているのは私だった」小5息子の不登校から1年、母と息子の現在地

 ペンネーム・ぼぶさんの息子さんは小学5年生から不登校。ぼぶさんは登校刺激を続けるも、いっこうに効果はありませんでした。しかし不登校から1年。家で元気にすごす息子さんを見て、不登校への考え方が変わってきたと言います。「問われているのは私だったんだ」と語るぼぶさんに、息子との1年間を書いていただきました。(リレー連載「私の子が不登校になって」第6回)※写真はぼぶさんの息子さんが大切にしているお守り

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 息子は小学5年生に上がったころから、日曜日の夜に「学校がしんどい」と言うなど、いわゆる「サザエさんシンドローム」になった。その後ゴールデンウィーク明けからは、しばらく休んだり、遅刻、早退などをしながら通っていた。しかし結局、「教室にいるとザワザワする」と言い、体育や行事の日だけの登校となった。

 これまでも気持ちが不安定になることがあったので、私は正直、おどろかなかった。ただ、最初は不登校の原因を突きつめるのに必死だった。

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