ヨッシーアイランドのレベルデザイン研究

ステージ作りに困ってたので参考にメモ。

チュートリアルステージ

データ選択後のゲーム開始時に遊べる導入用のステージ。
速くて35秒、1分以内にはクリア出来る難易度。

初っ端に敵であるヘイホーがいるので一応ゲームオーバーになる要素はありますが、コインは誘導目的のみ、死亡判定の穴は無しと自由に動いて歩き慣れてもらう意図を感じます。ステージ全体を通して凹凸が多くアスレチック感溢れる作り。

道中特定の動作(ふんばりジャンプ)をしないと進めない作りになっているのも重要。

1-1 タマゴをつくってなげろ

最初のステージとあって一気にアイテムやギミックが増えます。
クリア時間は速くて3分〜5分ほど。

<基本的な収集アイテム>
・コイン/100枚集めると残機が増える
・1UP/残機が増える
・赤コイン/収集アイテム、評価に影響
・スペシャルフラワー/収集アイテム、評価に影響
・スター/収集アイテム兼ライフポイント、評価に影響
<ギミック>
・ハテナ雲/ハテナブロックに近い役割、アイテムが出る他、階段を出現させるなど
・回転リフト/中心軸の周囲をぐるぐる回っているリフト
・下から通過出来る足場/チュートリアルにもあるが下側から乗れるのはここが初
・ワンワン岩/転がして動かすオブジェクト、上に乗れる他、敵を押しつぶせる
・チューリップ/タマゴか敵を入れるとスターをはきだす
・土管/別シーンへの移動
・タマゴブロック/タマゴを補給出来る、最大6個まで
・ゴール/チュートリアルステージには無いため初出
<敵キャラ>
・パンジーさん/何処かにぶつかるまで移動を続ける敵
・パックンフラワー/近づくと大きくなる、触れてしまうと飲み込まれマリオと時間差で吐き出される、拘束時間があるためゲームオーバー要因になりやすい
・プロペラヘイホー/一定時間で逃げる個体と固定位置を移動する個体がいる
・ムーンサルトヘイホー/飛び跳ねて移動する

ステージタイトルにもあるようにタマゴを投げることで何かが起こるをテーマに作られていると感じました。

最初のハテナ雲からは階段が出現しますし、その下の土管はパックンフラワーをタマゴで倒さないと進めない作りです。またステージ中腹がハテナ雲で床を出現させないと進めないようになっていることから、前半で慣れてもらった上で更に念押して学習してもらう意図があるのかなと思います。

パックンフラワーの登場も特徴的。この敵はチュートリアルで既に出てきたヘイホーと違い、触れてしまうと一定時間拘束されます。本作のゲームオーバー条件はベビィマリオを時間内に回収出来ない事なので危険度がかなり高い敵です。
序盤の岩陰、おそらく意図的に引っかかりやすい位置に1体配置されており、初回のみゲームオーバー条件とその回避方法のメッセージが流れます。

他特筆すべきは死亡判定の奈落が無いことでしょうか。タマゴ投げはアクションゲームの基本動作としては割と複雑なので、操作に慣れてもらうための配慮に思えます。

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