見出し画像

大泉門と小泉門

 新生児では、頭蓋骨の骨化が完成していないために、骨間に隙間があり、結合組織の膜でふさがれているところがあります。これを頭蓋泉門といいます。頭蓋泉門の代表例には、大泉門と小泉門があります。

  大泉門
 冠状縫合と矢状縫合とが合するところで、両側の前頭鱗と両側の頭頂骨の間にある菱形の部分。生後、約1年半から2年くらいまでに閉鎖する。

  小泉門
 矢状縫合とラムダ縫合とが合するところで、両側の頭頂骨と後頭骨の間にある三角形の部分。生後、約3か月で閉鎖する。

 頭蓋泉門の役割は、
  ① 赤ちゃんが産道を通過するときに、頭蓋骨を変形させる。
  ② 脳の成長を妨げないための「ゆとり」。
が考えられています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?