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大人しい子ども

「大人しい子ども」を「大人びた子ども」だと思ってる人がいる気がするなあと、ふと思い、辞書をめくりました。

すると、「大人しい」には「大人っぽい・大人びている」という意味がありました。

なにも問題はありませんでした。僕が間違っていました。

おしまい。


というわけにはいかなくて。

「大人しい」を「大人っぽい・大人びてる」として使う人はそんなにいないんじゃないかと思うんですよね。

だいたい「穏やか」とか「静か」とかじゃないですか?

だいたいって言っておいて、全く統計をとってないので勘なんですけど。


「大人しい子ども」を「穏やか・静かな子ども」という存在であると仮定して、

そのうえで「大人しい子ども」を「大人びた子ども」と認識する人がいたと仮定した場合、

ただ人見知りで物静かな口数が少なく、子どもらしくはしゃぎたてない子を「大人びている」と思ってしまうのは、その子にとって間違ったレッテルとプレッシャーを与えることになるんじゃないか。

と思ったわけです。

言いたいことが言えなくて黙っている引っ込み思案の子を、慎ましいとするのは、その子の本心を考慮に入れない表面上の景色のみで判断した、勝手極まりない押し付けだと思ったわけです。

もしそうだったら、可哀想だよなあ。と思ったわけです。

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