はじめまして! 原 です。
Noteを始めるきっかけ
Noteを始めるきっかけは『元、任天堂のデザイナーの、 前田高志さんの デザインコンサル』を受けたこと。
デザイナーのスタートは39歳と、ちょっと遅めだった私は、評価いただくことがあっても、なかなか自信を持てずにいたことを相談。それに対して、前田さんより『発信』と年表による『自己探求』をするといいよ!と、アドバイスをいただき、Noteで発信をすることにしました!
NASUさんにまとめていただいた記事はこちら!
あたらめまして、株式会社ふたつぶデザインチームのチーフ、原 千尋と申します。
名前 原 千尋(はら ちひろ)
生年 1980年
出身 北海道 音別町
在住 東京都
趣味 登山 ・ドライブ ・映画・読書・漫画 ・ 建築 etc
好きな人 藤井 風・大豆田とわ子・白木夏子さん
1児の母で2級建築士でもあります。
熱しやすく冷めやすい、ミーハーな私ですが、オタク気質も持ち合わせています。好きなものついては、熱量高く別の記事でご紹介させていただきます!
建築士×収納コンサルタントをバックボーンにもつ、遅咲きのWebデザイナーです
私は、39歳からデザインを始めました。
その前の16年は、建築士(約14年)、収納コンサルタント(約2年)として働いていました。
この経験を生かして、下記のようなデザインが好きで得意です。
・情報を整理し、動線を考えた、心地よい住まいのようなデザイン。
・十分な余白に、少しのユーモアやスパイスを加えるデザイン。
どうしてWebデザイナーになれたのか?
一言で言うと、『運と偶然が重なって』なのですが、今回、年表を書いてみて、それだけではなく、学生時代の原体験や、環境、資質など、色々なことが重なって今がある。ということが見えてきました。
NASUの前田高志さん推奨の年表を作ってみた。
年表を作成して最初に見えたことは、強みではなく、なんと『クリエーターコンプレックス』。ひた隠しにしてきた弱みが露わに。
NASUの前田さんに、どう報告しよう。困ったなと思いました。
美術が苦手な幼少期
デザイナーは、昔から絵や、何かを創ることが好きだという方が多い印象がありませんか。私の周りのデザイナーはみなさんそんなタイプ。ところが、私は、手先が不器用。図画工作や美術は苦手な子供でした。
それに加え、浪人時代、美大が受かる程度の基礎力(デッサン・色彩構成・空間構成)を身につけた実感がないことに、大きな引け目を感じていました。
お前、センスねーな!
設計事務所時代、所長にこんな言葉をいただいたこともありました。
模型は綺麗に作れないし、揃えや文字の大きさにばらつきがあり、図面も美しくない。神は細部に宿るんだ!とよく、怒られました。
図面制作の際、必死に揃えと余白が美しくなるように気を配ると、今度は、計算をミスってしまう始末。まったく泣かず飛ばずのダメ所員でした。
今、デザインを作る上で余白と細部に対して執着するのはこの経験があったからなのかな。
今までのそんな、不器用ポンコツ体験が、コンプレックスだと認めるのが怖かった!しかし、年表を作成し、ありありと目の前に厳然たる事実が、露わに。『なんだか自信が持てない』原因は、この時代のトラウマにもありそうです。
ああ、逃げたい。
もう少し、深ぼってみた
しかし!
今、私はデザイナーとして働いていて、ありがたいことに、お褒めの言葉をいただいたりすることもありますし、結果が出ました!という嬉しいご報告をいただくこともあります。
ならば、『強み』がどこかに潜んでいるはず。
そこで、自分がデザインをする時、何をしているのか。潜んでいる『強み』は生い立ちと、どうリンクしているのか。
もう少し深堀してみることにしました。
見えてきた、デザイン時の強み
『観察し、知って、整理して、選んで、収め、整えていく』というプロセスでデザインしている。
私がデザイン案件をいただいた際に、まずは『観察する・知る』ことから始めます。必要があれば、本やサービスを買い、体験を通して『お客さまのことをもっと知りたい!』という自らの欲求に従います。
次に集めた情報を『整理』して、色を『選ぶ』、フォントを『選ぶ』写真を文章を『選ぶ』・・・とたくさんの『選ぶ』を経てデザインとしてカタチにします。この工程は、まさに整理収納のキホン工程と同じです。
建築や収納の経験が活きているし、なにより好き。
『観察したり、得た情報』を『整理』して、生まれた余白に、『らしさ』のスパイスを『収め』、伝えたい人に伝えるビジュアルに『整えていく』。
その工程が大好きですし、頑張って続けた設計の経験も、ワクワクした収納の考え方も活きている!いままでの経験は無駄ではなかった!
深堀により、心の底からそう思えました。
これでいいのだ!
そもそも、目指したいデザインは豪華で凝った装飾、ド派手なアニメーションではないし、そういったクリエーションはできない。
そして、それらは、そういったものが得意なクリエーターがやれば良い。と思うと、あれ、コンプレックスになっているような技術がなくても、デザインできているじゃないか!?ということに気がつきました。
『これでいいのだ!』と、ストンと腑に落ちる感覚が。
これが自己肯定感というものでしょうか。
コンプレックスを引き受けて、人は人、私は私。そう思えたら気持ちが大分楽になります。
年表で理解した特性の所以も見つけた。
以下6点は、私が大切に思うことや、特性を表すキーワードなのですが
なぜその概念や資質を身につけたのか。も、年表を作成し、見えてきました。
1 幼少期、姉と同じ土俵に立ちたくて、『観察し真似をする』力が付いた。
2 スピードスケートの成功体験より『基礎と反復練習』は成功の近道と教訓を得た。
3 幼少期に絵本、小説、フィクション、雑誌、漫画に没頭することで、田舎から、外の世界を想像し、感性が磨かれた。
4 誰もが反対した美大受験に挑戦した。笑われたり、結果も散々だったけれど、心に従って行動し、得るものは大きかった。
5 近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエの名言、「神は細部に宿る」。図面作成や、建物の計画時のミリ単位調整を繰り返したことで、染み付いた言葉と概念。
そしてもう一つ。私は変態。変態性でデザインをしています。
『ちーちゃんは変態だよね。』と、よく言われます。
好きな人や物への『探求深度』が普通よりか、ちょっとだけ、深めなようです。デザイン制作時に、すごくこの資質を使っています。
そして、私の場合、デザインで一番好きな作業は、作ることではなく、その前段の『知る』と『整理する』というところ。
クライアント様が出している本や、発信、を調べたり、学んだり、サービスを購入し、体験して、できる時は、ゆかりのある場所に出向いたり。
時間とお金が許す限り『知る』を深め、そこからデザインの種を探しますが、その過程がとても好き。クライアントさんに惚れ込むと、寝ても覚めてもそのことばかり考えてしまいます。
デザインについても、見ること、体感することは大好き。
美術館やアート展、建物、民藝、本、雑誌、レストラン…と、できる限りで見て触れてきた自負があります。(投資と銘打って、遊んできただけでもありますが笑)その体験を総動員させながら、こんな感じ?あんな感じ?と、クライアントさんのことを考える時間は、まさに至福の時です。
これからも、建築士や収納コンサルで得た体験や感性と変態性を武器に、さらに皆さまに貢献できるデザイナーでありたい!という思いを胸に、時に熱く、時に失敗もおっぴろげながら、チームのみんなと共に、このNoteを盛り上げていく所存です。
みなさまよろしくお願いいたします!