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日記

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#ほぼ毎日note

夏も終わらないうちに秋が来る(日記)

 日記3分だけ書く。  今朝はnote以外の書き物をしたので上出来だ。  この夏は不思議な天気…

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書きたいことはたくさんあるのに(日記)

 日記を書く。  「私はエヴァを観たタイミングがよかった」という話を書きたくて下書きに溜…

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それなら宇宙のほうこそ縮んで(日記)

 日記を書く。限りなく弱音に近いと思う。  宇宙規模で考えたらちっぽけな悩みだよって、そ…

盆とはこんなものかしら(日記)

 休日ダイヤの電車に乗る。  と言ったって、普段乗っている電車(始業時間ぴったり五分前に…

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嫌いな分には構わなくても(日記)

 納豆が苦手だ。  苦手だけれど、家族で納豆を苦手なのはわたしだけだったから、実家では毎…

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かみなりさまの喉(日記)

 かみなりさまが大きな喉を頭上でごろごろ鳴らしている。  見上げた毛並みは薄墨のような灰…

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カステラみたいにまるく(日記)

 いい夜だった。  真夏の真昼の真正面からじりじりと人間を溶かし尽くすような、湿気と熱気はようやっと鳴りを潜めて、ほんのわずかな友人たちとほんの少し、今日までの暮らし、今日の成果を労った。本当は呑んだくれて三次会まで雪崩れ込んだり、空が白むのを眺めつつファストフード店の窓辺で始発を待ったり、したいものだけれど。そうもいかないのは時世もあれば身体疲労もある。  だからほんの少しの時間を一緒に食事して別れただけなのだけれど、帰りの坂道で見上げたら月のまるいこと、まるいこと。子ども

不織布をずらす夏の坂(日記)

 最寄りの駅を出てしまえばひと気はない。北に消えていく電車を見送り、自宅までの坂を上る。…

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