音声学目線の発声について書くキッカケとなった幼少期。(大袈裟)
皆さんこんにちは。
更新できる時とそうでない時の差が凄いですが、今はできる期間✨
少しずつ書いていきます。
まずは前回の記事で質問が来たのでお答えします。
Q. 前回、前々回の2つの記事に関して、日本語と英語の発音は違うということで、要するに2つ別々の音声学があるということ?
A. そもそもお伝えしていなかったのですが音声学の中にも部門があって、
①調音音声学 (articulatory phonetics)=音をつくるための学問
②音響音声学 (acoustic phonetics)=出した音がどうなっているかの音声を波形で可視化し分析する学問
③聴覚音声学 (auditory phonetics)=発した音がどのように知覚されるかを考察する学問
の三部門があります。
私がお伝えしているのは調音音声学の視点で、英語と日本語を比較しています。
発音そもそもが違うので、発音記号であったり同じような音素(ex. ラ・ra・la)でも発音は異なります。
英語で書くと2文字、に対して日本語の平仮名は1文字で情報が少ない。
英語はもともとの言語で子音や母音もいろんな発音があるので、その発音を応用し発声してみませんか?というお話でございました。
お分かりいただけたでしょうか?!
各々発音は違うけれども、調音音声学的な視点で比較、英語の音声学を応用してみましょうという話でした。(上手く言えてない気がする)
そして、今回は普段喉ケアに使っているグッズ等をお伝えしようかと思ったのですが…
その前になぜ音声学的にトレーニングをする記事を書くに至ったかのきっかけをお伝えしようかと思います。
私が小学生の頃に大ヒットしたJ-POPは英語の歌詞がカタカナではなく、アルファベット表記でした。
昔、歌本ってありましたよね〜!
ゲッカヨとか小学生○年生みたいなのにも乗ってたんですよ。懐かしい。
今もオールヒットソングという名のものがありますが年刊で、月刊で出ているものは見受けないです。ピアノ本が2〜3ヶ月に1回くらいかな?
当時小学校低学年の私はどう読んでいいのかわからず、流行っていた曲は歌本をめくり練習。
歌詞を読むのですが、
まぁパッと見てまず明らかに一つの音符に一音じゃないことに驚きました。
頭パニック、カルチャーショックです。
そしてたまにカタカナでルビ打ちされているものは(宇多田ヒカルとか)明らかに書かれた読みではない音で歌っていることにとても興味を惹かれました。
You are always gonna be my love
「ユーアーオールウェイズゴナビーマイラブ」
普通にこの日本語で歌ったら別の歌やん…?本当はどう読むの?と思ったのが小学3~4年生。
当時は自分で聴こえた音を書いてあるもととは別にカタカナで書き直して歌ったり、強弱を印で分けて本人のモノマネで歌ったりしていました。
ィユー ァーアゥェィス ガナ ビーン マーィロァフ
本当にこれでいいのか…うーん?(笑)
と思いながらまさにこんな宇宙語みたいなルビを打ってました。
そこで仲のいい友達が通っている近所の英語塾が楽しいと聞いてすぐに通い始め、発音トレーニングをやり出したことが、将来音声学に興味を持つきっかけです。
はじめはまずアルファベットからということで、書きだけではなく読み方を、Phonics cards(フォーニクスカーズ)というものを使って練習しました。
カードもAmazonとかで売ってるみたいですが、こんな感じ!
ABC Phonicsとかで調べると、YouTubeとか出てきますね。便利な世の中だ(笑)しかもいろんな組み合わせや音楽のパターンありますね。
例えばaという母音でも日本語の驚いた時の「ア」に近い音だったり、「ア」と「エ」が混ざった音だったり、気の抜けた「ァ」だったり…ひとつの音で単語によって色んな読み方があるのです。
その違いをchants(チャンツ、英語のリズム歌のようなもの)に合わせて歌っていると、真似して自然と覚えられるかと思います。
ある程度発音できるようになった後に、発音記号を勉強すると自然とスッと入ってきました。発音記号は辞書で調べると横に書いてある括弧書きの文字列ですね。
レッスンでは読み書きもですが、こんなチャンツというのを永遠にやっていました。曜日とか月とか覚える為のものもあるんです。リズムに乗ってるのですぐ覚えられました。リズム唱歌?(そんなのない?アルプス一万尺?)のような感じですかね?
それ以来、古典とか数式とか、私は暗記モノをリズムで覚える癖がついてしまいましたが(笑)
日本語の言葉の発音と英語との大きな違いは、同じような「あ」やaのように似た音でも力強く出さなければいけないなぁとか、豊かな音の響きになるなぁと幼いながらに舌を巻きつつ、周りに追いつけ追い越せ奮闘していました(笑)
そこから英語の専門学科に高校は入学し、大学は表象文化学部という、いわゆる英文科というところで英語の音声学という存在を知って興味深く学んでいました。
どんな音が出ているか、どこがどうなって発音されるかを感覚的にではなく、学術的に勉強できたことが今の歌うことや教えることにも繋がっているなぁと思います。
留学してたの?と聞かれることがしばしばありますが、高校時代にオーストラリアに2週間、その他は好きで行っていた海外旅行のみです。
両親は英語喋れません(笑)
それでも発音は覚えられるし、英語には読みの規則があります。
もし英語の発音にトライされるようなら、まずはマネして感覚的に声に出し、そのあと出来ないところはどういう発音をするかを学ぶというのがいいかと思います。
チャンツ、もしもお子さんがいらっしゃるようなら色んなYouTubeに載ってるものもあるので一緒にやってみても面白いかもしれません。
発音のボイストレーニングですね(*´`)
普段使わない言語の発声は、同じく負担使っていない筋肉を使うことにつながりますよ。
特にrとl、yは苦戦する人多いかと思うのでその発音方法はまた次回にでも書こうかなと思います。
今おうちでできることを1つ始めてみるのはどうでしょうか。
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