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#23 家族も赤ちゃんも、幸せに。「たった一人のママのため」から始まった「あのね」の想い

わたしがスキンケアブランドを立ち上げた理由

私がベビースキンケアブランドを立ち上げたのは、入社して2年目のことでした。
私が在籍しているのは、妊活・妊娠・子育て中の家族をサポートする会社であるhugkumi+(はぐくみプラス)です。

当時、子育て中のママが少しでも安心できるようにと、スタッフ全員の顔を載せた会報誌を毎月作ったり、妊娠祝いや出産祝いをお贈りしたり・・・

顔の見えないオンラインショップだからこそ、一人ひとりのお客さまとの繋がりをとっても大切にしていたんです。

hagukumi通信

でも入社して2年がたった頃、段々と妊活・妊娠・子育てのお客さまは少なくなり、気づけば美容系の商品のお客さまが多くなっていました。

「もういっそのこと美容ブランドに振り切った方が良いんじゃないか。」

そんな話も上がる中、当時のスタッフで出した答えは
「やっぱり、妊活・妊娠・子育てのお客さまを大切にしたい」でした。
お客さまとの繋がりを大切にしてきた私たちだったからこそ、夫婦・家族に対する想いが本当に強かったんです。

そうして私と、もう一人の先輩スタッフで赤ちゃん系のスキンケアブランドを立ち上げることになりました。

「この人のために商品を作りたい」と思った"ひとり"に出会ったとき

ブランドの立ち上げが決まってからは、通常業務をしながら立ち上げの準備を着々と進める日々。赤ちゃんの肌の基本的な知識から論文まで読み漁ることはもちろん、ママやパパの心情的な部分も理解するために、生まれてから3歳くらいまでの成長過程など、肌以外のことも勉強しました。

日を跨ぐまで先輩スタッフと、勉強して学んだ知識を共有したり、ブランドの構想を話し合ったり、すごく濃い時間でした。

実際のママやパパがどんな生活をしてどんなことに悩むのかを知るために20人〜30人に会ってヒアリングをしていきました。そんな中で子育てに不安を抱えた一人のママに、私たちは出会いました。

「完全母乳でこの子を育てたいと思うけど、なかなか授乳がうまくいかなくて・・・
粉ミルクを飲むこの子の姿をみて、すごく寂しいんです。」

もうすぐ1歳になる男の子を育てていた彼女。授乳をうまく出来ない自分に落ち込み、「理想のママになれていないんじゃないか」と涙を浮かべながら話していました。

そんな彼女に、後日もう一度話を聞いてみたくて再度会うことに。
インタビューから1ヶ月が経った頃でした。

再び会った彼女は前よりも少し元気そうで、理由を聞いてみました。

「最近、息子が熱を出したんです。ぐったりとして元気がない息子を見てすごく心配でした。しばらくして息子が元気になった姿を見たとき、子育てって大変なことも多いけれど、この子が元気ならそれで良いと思えたんですよね」

そう話す彼女の言葉に、子育ての不安の多くは「わが子に強く元気に育ってほしい」という願いからくるものだと気が付いたんです。

真面目で一生懸命なママやパパの不安に寄り添い、赤ちゃんが元気に育つお手伝いをしたい。

「この人のために商品を作りたい」と本当に思った瞬間でした。

赤ちゃんの肌を健康に保つことが、家族と赤ちゃんの幸せにつながる。

赤ちゃんにとって、何を食べるのか、何を肌に塗るのかを決めるのはパパやママ。
私たちは、ママやパパにとって赤ちゃんの肌が「理想の親であるかの物差し」になっているのではないかと考えました。

さらに、インタビューを進めるなかで多くのご両親が「将来、わが子がアレルギーにならないか」という不安を抱えていることがわかったんです。

肌とアレルギーになんの関係があるの?と思われるかもしれません。

実は、乳児期にアトピー性皮膚炎を発症すると、成長するにつれて食物アレルギーやぜん息、鼻炎などほかのアレルギー疾患を発症する確率が高くなると言われています。

アレルギーを気にするご両親は口にいれるものに注意がいきがちです。でもアレルギーを予防するためには食べ物よりも、スキンケアの方が重要なんです。
私たちは赤ちゃんの肌を健康に保つことが、家族と赤ちゃんの幸せにつながると思いました。

anone baby(アノネベビー)の名前にこめた3つの意味

anone baby(アノネベビー)には3つの意味があります。

1つ目は「anone」を「an」と「one」に分けると「ひとつ・唯一」という意味が生まれてきます。ママもパパも赤ちゃんも一人ひとり違うからこそ、みんなそのままで良いんだよ。お互いがたった一人の存在という伝えたかったんです。

2つ目は赤ちゃんがお腹に宿ったその日から、両親は「あのね」と愛おしく話しかけます。
惜しみなく注がれるご両親の愛情を余すことなく受け、子供がすくすく育つことを私たちも願っています、という想いをこめています。

3つ目は小さな子が「きいてきいて!」と話しかけるときに発する「あのね」という言葉。泣いたり笑ったり、小さな体で一生懸命ママに語りかけ、何かを伝えようとしていることを、家族も大切にできるように、そういう想いをこめています。

ママ・パパからの嬉しいお声

ブランド開発に着手し初めて1年が経ってようやく発売、本当に色々な苦難がある中での発売でした。最初に発売した商品は赤ちゃん用の日焼け止めでした。コロナが始まった最初の年だったこともあり、日焼け止めの需要があるんだろうか・・・1年かけてようやく作り上げたブランドの商品が売れなかったらどうしよう。

そんな不安から当初のご両親の役に立ちたいという想いを忘れかけていました。

でも、商品を購入してくださったお客さまから「anone babyの商品に出会えてよかった!」というお声をもらったとき、それまでのどんな商品の良いお声をもらうよりも心から嬉しかったんです。

入社してから1番大変だった期間だったけれど、今ではanone baby(アノネベビー)を立ち上げて本当によかったと思っています。

まだまだ小さなブランドではあるけれど、少しでも多くの真面目で一生懸命なママやパパの役に立てたらと思います。

ベビースキンケアブランドanone baby(アノネベビー)

新生児の赤ちゃんから使えるベビースキンケアブランドanone baby(アノネベビー)。保湿クリームやボディウォッシュ、日焼け止めも提供しているので、ぜひ使ってみてくださいね。

▼anone baby(アノネベビー)公式サイト
https://www.hugkumiplus.net/anonebaby/


株式会社はぐくみプラス 室水みな子さん

2018年、株式会社はぐくみプラスへ入社。お客さまサービスの部門を経てブランディング部門へ異動。入社2年目で、anone babyを立ち上げる。
現在は同ブランドのマーケティングを担い、インフルエンサーとのコラボレーションなど、プロモーション全般を手掛けている。


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