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#7 ふたり のためにも大切にしたい「自分フルネス」

皆さんはじめまして。自分に向き合う時間が届くサブスクサービス『LetterMe』代表の西村静香と申します。

今回この「フタリノ アドベントカレンダー2022」へ参加のお声かけを頂いた時は、「パートナーシップ」をテーマに・・・!!私が・・・!!!という感じでしたが、、、笑

それでも、自分フルネスの大切さを痛感しながら、『LetterMe』を届ける「わたし」だからこそ伝えられることがあるのではと思い、参加を決意しました。少しでもこのnoteが皆さんのお役にたてればとても嬉しいです。

はじめに

パートナーシップの教科書があれば、いいパートナーシップを築くには「お互いに相手を思いやることが大切」という言葉が大きく書かれていそうな気がしますが、今日は少し視点をかえて、いいパートナーシップを築くには「自分を思いやること=自分フルネスが大切」というお話をしたいと思います。

自分への思いやり?

自分に思いやりをもつということは、自分を親友のように大切に扱うということです。そう言われても、分かるようで少しわかりづらい、、でも次のようなワークをするとイメージが湧いてくると思います。

「親友が大事な仕事で失敗し、ひどく落ち込んでいます。あなたはなんと声をかけますか?」

こんな状況であれば、どんな言葉をかけますか?きっといろんな関わり方がイメージできたのではないでしょうか。

では、こんな場合はいかがでしょうか。

「自分が大事な仕事で失敗し、ひどく落ち込んでいます。あなたは自分へなんと声をかけますか?」

先ほどとうって変わって、今回はためらった方がほとんどではないでしょうか。「やっぱり自分は本当にダメだ。」「どうしていつも失敗ばかりするんだ。」そんな言葉が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。

私も同じ問いを出題された時、回答に困ってしまいました。大切な親友やパートナーへ声をかけるときのように、思いやりを持って自分へ接することがすぐにはイメージできませんでした。同時に、普段から自分自身に思いやりを持って接していないことに気が付きました。

自分への思いやりを持てている時が「自分フルネス」な状態

自分自身を親友のように思いやり、接することができている時、そんな状態を、LetterMeは「自分フルネス」と呼んでいます。

他者や周りの声ではなく、自分自身に目を向け、自分の気持ちや望みを理解し、自分の心の声を軸に日々を過ごせている状態です。

反対は、「自分レスネス」です。
自分の声よりも、他者や世間の声、期待される役割の方が大きくなって、自分の気持ちや本当の望みがわからなくなり日々が自動操縦モードで進んでいる状態です。

パートナーシップの問題においても、まわりと比較してしまったり、彼女・彼氏、妻・夫、パートナー、としての「あるべき像」にとらわれてしまったり、また相手にそれを期待してしまったり、、、自分レスネスな状態だからこそ、相手のことも大切にできず、それが原因で起こっている問題がたくさんあると思います。

もはやこれは自分レスネスを飛び越えて「ふたりレスネス」
自分たちのことも大切にできていない状況です。

自分フルネスのその先にある「ふたりフルネス」

ふたりである前に、ひとりの自分として、まずは自分自身を大切にしてみる。そうすると、
自分フルネス」 → 大切な「パートナー」にも「自分フルネス」でいて欲しい = 「ふたりフルネス」な関係を築く、という連鎖が生まれます。

実際に、心理学の世界で注目される「セルフ・コンパッション」(=自己への思いやり))の日本の第一人者とされる石村郁夫先生の著書では、このように書かれていました。

【セルフ・コンパッションの効用】
効用1: 本当の自分に基づいて行動できる
効用2: メンタルが良好に保たれる
効用3: 身体的な健康を維持できる
効用4: 人間関係を良好にする
効用5: 目標にむけて継続的に努力できる
効用6: 困難な状況から再起する力が高まる
効用7: 仕事のパフォーマンスが向上する

引用:セルフ・コンパッション 

効用4: 「人間関係を良好にする」と記載がありますが、自分を思いやれているときは心に余裕ができ、パートナーシップに限らず、まわりの人間関係が良好になるのを、私自身も実感しています。自分への思いやりを持つことの効用、恐るべしです。

大切なパートナーと、持続的に素敵な関係を築くためにも、まずは自分自身を大切にしてみるそんな時間を持ってみる。それが一番大切な気がしています。

自分へ送るラブレター

そして自分への思いやりを高めるためには、「自分への手紙=自分へ送るラブレター」がぴったりです。

わたし自身、昔から自分宛てに手紙を書くことが好きで、何か記念日や節目には、自分宛てに手紙を書いていました。そしてそんな自分が書いた手紙から、自分へ向けた思いやりのある言葉をたくさん受け取りました。

その体験が、自分を「心の芯」から充電してくれ、パワーを得られることに気が付き、それが今取り組んでいる「LetterMe」のサービスに繋がっています。

「手紙」というツールは不思議なもので、手紙を前にすると、自然と思いやりのある言葉が引き出されます。だからこそ、自分への手紙は、「自分への思いやり」を思い出すものとして、ぜひ日常に取り入れて頂きたいと思っています。

最後に、セルフコンパッション(自己への思いやり)研究のパイオニアであるネフ准教授の言葉をご紹介します。

「あなたの人生でただ1人、年中無休で優しさと思いやりを提供できる人物。それは、あなた自身に他ならない」

「自分自身」というパートナーを大切に、「自分自身」といい関係を築く。そしてそれは「人生を共に過ごす大切なパートナー」との関係をも大切にすることに繋がっていく。一石二鳥、やるしかない、という感じですね♪♪

自分フルネスのその先に、素敵な「ふたりフルネス」な関係を築いていきましょう♪

ご覧いただきありがとうございました。引き続き「フタリノ アドベントカレンダー2022」をお楽しみください!!!

LetterMe 西村



株式会社LetterMe 代表取締役CEO 西村静香さん

自分に向き合う時間を届ける手紙のサブスクサービス「LetterMe」代表。 株式会社uni’que/スタートアップ・アトリエ「Your」より、2020年12月に「LetterMe」をリリース。 2022年4月に株式会社LetterMeを設立し「自分フルネス」の大切さを社会へ発信している。

【LetterMe】
未来の自分への手紙で自分フルネスを実現する「LetterMe」

■HP:https://lp.letterme.tokyo/
■LetterMe体験会:https://lp.letterme.tokyo/trial
■LetterMeのイベント:https://letterme-mama.peatix.com
 開催日:2022年12月16日 (金) 21:00 - 22:30

#フタリノアドベントカレンダー
12/1〜24まで、素敵なゲストの皆様に「ふたりのこと」についてリレー形式で語っていただくアドベントカレンダー企画を開催!
様々な視点や大切にされているお考えを持ち寄っていただくことで、読者の皆様に大切な人とのこれからについて考える時間をお届けします。
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