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確実に案件獲得に繋がるポートフォリオのポイントと、その有効な使い方



このnote「確実に案件獲得に繋げるポートフォリオのポイントと、その有効な使い方」では、読んだ後に動画編集者としての信用と、沢山の案件受注が可能になる内容が記載してあります!

たったひとつのポートフォリオで10個以上の継続案件や、インフルエンサーの専属編集案件、その他いくつもの高単価案件をいただけている「ふためん」が、慣れない文章を頑張って書き記しました。

約1万5000字の大ボリューム記事です!

最後までお読みいただければ幸いです。


「仕事に繋がらない…」

動画市場はここ数年で急成長していて、それに比例して動画編集者の数も増えてきています。

動画編集は「個人で稼ぐ」スキルとして注目を集め、パソコン1台あればどこでも仕事が出来る身軽さと、スキル習得までの時間的コストがかからない手軽さで、その人気を加速させました。

しかし、一方でスキルを習得したものの、案件が受注出来ず、仕事に繋がらない…。

という方が多いのです。
むしろ大半の方がそのような状況にあり、僕もこれまで大量の相談DMを頂きました。

動画編集者が増えると同時に、思うように成果が出ずに悩み

「自分には難しかった…もう辞めよう…」
とフェードアウトしてしまう方が続出しているのも現状です。



よく相談される内容としては…

・案件の募集をしているが1件も来ない
・営業活動をしているが1度も採用された事がない
・ポートフォリオを作ったのに仕事がもらえない
・案件受注ができたが低単価すぎて割に合わない
・上手くいかず、動画編集が嫌になってしまった
・周りの成功者と比べて自分は成果が出ていない事がつらい

楽しくて始めた、夢を持って始めた動画編集のはずなのに、最終的には苦しいこと、嫌なことになってしまった方をこれまで何人も見てきました。

そんな方々に対して
動画編集業を始めて2か月目で高単価案件を受注し、その後すぐに案件が溢れ動画編集チームを結成し、現在は編集チームディレクターとして働いている僕なりのノウハウや戦略をこの記事で解説していきます。

ポートフォリオについてここまでフォーカスし、多様な使い方まで記載している記事は、僕の調べた限りはありませんでした。


このnoteを読み、きちんと実践することで得られる結果

隅々まで理解し、妥協せずに、全てを実践することで得られる結果を以下に記載します。

・動画編集者としての市場価値が飛躍的に上がる
・営業をこなす分だけ案件受注がついてくるようになる
・営業をかけずとも案件の依頼が来るようになる
・編集単価の水準が上がり、やった分だけしっかり稼ぎが出るようになる
・様々な人との横の繋がりが一気に増える

僕が考え、実践し、成果を収めた再現性の高い内容を全て公開します!


後半部分には、僕が「素人とプロの差」だと考えている知識やテクニックも記載しているので、読後には今後自分が何を深く勉強していく必要があるのかも明確になると思います。


この記事を読んだ方の感想




目次

①動画編集者にポートフォリオ制作が必須である理由
①-1.ポートフォリオってどういうもの?
①-2.クライアント視聴により案件受注率UP!
①-3.同業者視聴により案件受注率UP!
②制作に高いスキルは不要
②-1.初心者でも質の高いポートフォリオ制作が出来る理由
②-2.自分のスキル以上のものを作っても問題なし!
②-3. 質の高い動画に見せるテクニック
③質の高いポートフォリオのポイントと手順
③-1.コンセプト決定
③-2.受注率が高まる構成テンプレート
③-3.台本制作と収録時のポイント
③-4.動画分析
④もうワンランク上のポートフォリオ制作に役立つ知識
④-1.タイポグラフィについて
④-2.ロゴデザインについて
④-3.トランジションについて
④-4.音声、音質の編集について
⑤あとがき



①動画編集者にポートフォリオ制作が必須である理由

①-1.ポートフォリオってどういうもの?

そもそもポートフォリオとは何かと言うと「自分のスキルや実績を伝えるための作品」です。

これは、クライアントに対して自分のクリエイターとしての第一印象を決定づける程重要なものです。

会社に入る時は必ず自分の経歴やスキルを書いた「履歴書」が必要ですよね!
まさにポートフォリオはクリエイターにとっての履歴書です。

クライアントに対して、こんなスキルが使える、今までこんな動画を作ってきた、というアピールをするためにこれまで制作した実績を一部公開するのです。

クライアントの目線で考えてみると、どんな動画を作るのか全くわからない動画編集者に自分の大切な動画を任せる事なんて出来ませんよね!

つまり、クリエイターが案件を受注するためには…
会社に入る時に履歴書の提出が必須なのと同じように、クライアントにポートフォリオを見せるのは必須と言えます。

とはいえ、実績なんてまだ無いよ!
…という声が聞こえてきます。

はい、その通りです!
初めは誰しも実績なんて存在しません。
それは仕方の無いことです。

なら初めはポートフォリオ無しで仕事を取らなければならないのかというと、そんな事もありません。

ポートフォリオ無しでの営業は効率が悪すぎるし、クライアントとしてもどんな動画に仕上がるかイメージ出来ないので、おのずと単価も下がってしまいます…。


そこで動画編集者が作るのが自己紹介動画です。


実績が無いなら、自己紹介も兼ねて1本作っちゃえばいい。
それをポートフォリオとして使用すればいい。

これから僕が説明していくのは、この自己紹介動画についてです。

自己紹介動画は、実績が無いために制作するものではありますが、正直実績を公開するよりも効果があります。

この記事では、その理由を説明し、僕のこれまでの経験を元に案件受注に効果的なポートフォリオ制作の仕方を記載しています。


①-2.クライアント視聴により案件受注率UP!

ポートフォリオ無しで仕事を受注しようとしている動画編集者が沢山います。 前述したとおり、これはかなり効率が悪いです!

もし今現在、ポートフォリオ無しで活動しているのであれば少し立ち止まってみてください。

クライアントにポートフォリオを見せるメリットは以下の2つがあります。

a.営業をかけた際、スキルを効率よく伝えられる
b.同業者との差別化

a.営業をかけた際、スキルを効率よく伝えられる

僕ら動画編集者は、その名のとおり「動画編集」が商品です。
それなのに、自分のスキルを文字でツラツラと記載するなんて伝わりにくいですよね!

そもそもクライアントの中には動画編集の知識が無い方だって少なくないです。
そういう方には「自分はこんな事が出来ます!」と文字で伝えたってちんぷんかんぷんです。当然依頼にも繋がりません。

でもそこで「自分はこんな動画が作れます!」と、ポートフォリオ動画を一本送った場合、どうですか?
例えクライアントに知識が無くとも、どんな動画にしてもらえるのかイメージが湧いてくるはずです。

「この人にならお任せしてもいいかな!」
と思ってもらえた時、初めて依頼に繋がるんです。


b.同業者との差別化

そもそもポートフォリオ無しで活動している方が多いので、これがあるだけでグンと有利になります。

特に動画編集者を募集しているクライアントの元には複数人の動画編集者が営業文を送ります。

その中で真っ先に候補から外されるのが、ポートフォリオ無しの動画編集者です。

つまり逆に言えば、ポートフォリオを持っているだけで同業者との差別化が出来る、という事になります。

その時点でクライアントの中での第一選考はクリアです!


①-3.同業者視聴により案件受注率UP!

同業者、つまり他の動画編集者にポートフォリオを見てもらうと案件受注率がアップします。

…えっ??

と感じるかもしれません!
これは大事な話です。

この場合、見てもらうというのは「固定ツイートに載せて見てもらう」という意味です。

動画編集者は横の繋がりを重視している方が多く、ツイッターのフォロワーにも動画編集者が集まりやすい傾向にあります。

そこで固定ツイートに自分のポートフォリオを貼っておくと、自分のプロフィールを見に来た他の動画編集者に見られますよね。

そして、そのポートフォリオの質が高いほど「いいね」「RT」「リプライ」が多く付くのです。

これが案外、効果絶大です。
その状態の固定ツイートをクライアントが見たらどう思うでしょうか?

「同業者から評価を集まっている方なら安心して任せられる」

経験上、そう言って僕に仕事を任せてくれたクライアントもいます。
依頼の決め手になる可能性が高いので、是非実践してみてください!


②制作に高いスキルは不要

②-1.初心者でも質の高い
ポートフォリオ制作が出来る理由

そんな事言われても、最初からそんな質の高いものなんて作れないよ…
と、感じるかもしれません。

でも、そんなこと無いですよ!
例え初心者でもスキルが無くても、質の高いものを作る方法はあります。

以下の画像をご覧ください

before

画像3

after

画像4


これは、僕が以前、動画編集チームのメンバーから相談を受けた際に送ったテロップデザインのビフォーアフターです。
(メンバー及びクライアントから公開許可済み)

そのメンバーはこの時、編集経験がほとんど無く、自分の編集がイマイチだという事を気にしていたため、改善策の相談を受けた形です。
その後、僕がアフターの画像を作り、メンバーにはそれを再現していただきました。

ビフォーに比べて、アフターの画像は「質の高い感じ」がしませんか?
でもこれ、僕はなんにも作ってません!

ただフリー素材を配置して、テロップを入れただけです。
なんのスキルも一切使ってません。

ネットには先人の作った沢山の質の高いフリーの画像や、フリーのエフェクトなんかも配布されています。
きちんと商用利用が許可されているものを探せば、自分のビジネスにだって使っていいんです。

質の高い素材を使うことに比例して、自分の動画の質も上がります。
つまり、まだスキルの無い初心者でもこれらをふんだんに盛り込めば、簡単に質の高いポートフォリオを制作可能、というわけです!


②-2.自分のスキル以上のものを作っても問題なし!

よくある質問を紹介します。
「時間を使いに使えば色んなスキルを盛り込んだポートフォリオを作れるかもしれないけど、実際仕事に繋がった時、納期内に再現出来るか不安だ…。」
こんな質問を受けることが多々あります。

わかります!
現在のスキルを超えたポートフォリオを作ることには抵抗が生まれてしまうのは自然な感情です。
いざ仕事を受注した際に再現出来なくて困るのではないか…と考えてしまいますよね。

しかし、ポートフォリオの本質は、より案件受注率を高めるための動画です。
最大限に案件受注率を高めるために、時間も労力もいとわず、その時の自分のスキル以上のものを制作し、最高傑作にするべきです!

安心してください。
実際に仕事をする時は、クライアントとの相談やヒアリングから始まります。
その際に、難しそうであれば時間や編集方法の交渉をすれば、意外と応じてもらえるし、そもそも高いスキルが必要な案件を依頼してくるクライアントは(特にyoutube動画では)少ないです。

それに、実力は後からいくらでもつけられますよね!
初めの頃はyoutubeの解説動画を見よう見まねでポートフォリオ制作をしたっていいんです。

中途半端なポートフォリオを作っても仕事はもらえません。
まずは全力で仕事を取りに行く。
話はそれからです!


②-3. 質の高い動画に見せるテクニック

これはポートフォリオに限らずどんな動画にも当てはまるテクニックで、スキルも一切不要です。

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