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【講座レポ】アサーションによる心地よいコミュニケーション

先日、地域開催されたアサーション講座に参加してきました。
講座受講はその時は「ふむふむ、なるほどな!」と思っても、その後の自分の忘却曲線が恐ろしい今日この頃です。
未来の自分のために、簡単にレポートをまとめておこうと思います。

1.アサーションって何なの?


アサーションとは直訳では「主張」
でも中身はそれだけではないので、日本語でしっくりくる言葉がなく、そのまま英語の「アサーション」と使われているそうです。

アサーションとは
自分も相手も大切にしながら上手に気持ちや意見を伝え合うコミュニケーション。
「率直に素直に自分の思っていることを表現する」と同時に「相手が率直に素直に思っていることを理解しようとする」ことで「良い人間関係」を目指します。

講座配付資料より一部改変転写

講座の中では、チェックリストで自分のアサーション度を3つの項目で確認しました。私は20項目中、アサーティブが12、ノンアサーティブが8でした。

「ノンアサーティブ」:非主張的・受動的なコミュニケーション
自己主張をしない(できない)または伝わりにくい表現。
相手の立場や反応等を気にしすぎたり、結果を恐れたり卑屈に考えたりして、本当は言いたいけど言えない。

「アグレッシブ」:攻撃的・一方的なコミュニケーション
相手の気持ちを考えずに自分の意見や気持ちを一方的に言う。自分と違った主張を受け入れない。時に威圧的や相手を操作しようとする言動。防衛的な反応であることもある。非主張的な人が黙って睨む、いきなり怒鳴るパターンも多くある。

「アサーティブ」:自他尊重のコミュニケーション
ノンアサーティブとアグレッシブの間で、率直な自己主張を適切にしながら、同時に相手の主張を聴いたり、感情にも配慮する。その場にふさわしい方法で、自分の意見や気持ちを表現する。ただし時間がかかってしまうことがある。
「言いたいけどあえて言わない」のはアサーティブな選択。(ノンアサーティブではない)

講座配付資料より一部改変転写

2.どうしてアサーティブになれないの?

講座の中ではアサーションのスキルの前段として、以下の視点の共有がありました。

①自分の本当の気持ちや強みが把握できていない(いまどう感じているのか)
②結果や周囲を気にしすぎる(相手の反応ではなく、自分の気持ちを適切に言えるかが重要)
③アサーション権を認めていない、忘れている(×すべき→しても、しなくても良い)
④考え方や価値観の影響(強すぎるとマイナスの影響が出ることも)
⑤アサーションのスキルを習得していない

講座配付資料より一部改変転写

スキル云々よりも、まずは自分の本当の気持ちや望みを把握することが第一歩。
自分も相手も大切にできるように、まずは「自分のコップを満たすこと」を忘れずにいたいと感じました。

3.アサーティブなスキル4点

講座の中では基本的なスキル4点を教えてもらいました。
コーチングやNVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)で学んだことを思い出しながら聞いていました。

スキル① YouメッセージをIメッセージに変えよう。

「早くして!」(Youメッセージ)
→「わたしは急いで欲しい。早くしてほしい。」(Iメッセージ)

これまさに我が家で、夫が息子に「早く!」と急かしていて、そのことを子どもが嫌がり、朝からわちゃわちゃになっていた事例がありました。(最近のあるある)

講座の後、息子にこの内容を伝えると「パパは急いでほしい。」という言い方なら、受け入れられるとのこと。(ほんと??)
「Iメッセージ」でのリクエストを家族のルールにしようと話し合いました。

スキル②「開かれた質問」と「閉じられた質問」を考えよう。

これはキャリコンやコーチングの勉強でも出てきましたが、自由に回答してもらったり、考え方を広げるには「開かれた質問(オープンクエッション)」を効果的に使う。

スキル③相手の発言や気持ちを一旦受け止めよう。

「なるほど。〜ということですね。それは”気持ちの言葉”(悲しかったetc)
ですね。」と配慮や称賛・相手を認める言葉かけを入れる。

一旦受け止めることで、次の会話がしやすかったり、結果的に自分の意見が通りやすくなる場合はあると感じます。(ができていないことが多い。。特に対子ども)

スキル④Win -Winの関係を目指し共通目標を考えよう。

お互いの利害を満たす共通の落とし所を見つける。

4.実践すること

たくさんTipsを習いましたが、まずは欲張らず以下2点を日常に取り入れていきます。

①自分の本当の気持ちや望みにフタをしない。
今ここでこう感じているという思いを大切に扱う。
言えなかった場合は、どうして言えなかったのかに向き合ってみる。
(私の場合、内省は書く瞑想(ジャーナリング)が一番あっていそうです。)

②家族へのリクエストは「Iメッセージ」を意識する。
これ怒りのボルテージが上がっているとほんと難しい。。
子どもたちにも内容は伝えているので、できなかった時も「この言い方よくなかったよね」と自分から後で素直に伝えられるようにしていきたいです。

アサーションは平木典子さんの著書がたくさん出ており、読みやすかったです。

最後までお読みいただきありがとうございました。





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