見出し画像

ラクスマnote3部作:第0章 ローテク企業でもできる!withコロナのモノづくり

このノートはこんな人向けです。

・ウィズコロナにおける新しい動きをしたい人
・リモートでのモノづくりに興味がある人
・クラウドファンディングに挑戦したい人
・リモートワークで通勤時間がなくなり、仕事に余裕が出来た人
・アパレル業界に絶望した人

1.はじめまして

双葉商事の『ラクスマ』チームの深井喜翔(きしょう)です。

『ラクスマ』ってなんやねん、
とお思いの方は、まずはこちらをご覧ください。


2.老舗ローテク企業で起きたイノベーション

『ラクスマ』は、
創業は戦後すぐの1947年、経費精算は現金手渡し、出勤簿は紙にハンコ、
そんなローテク老舗アパレルメーカーが、
企画から約60日でMakuakeにてリリースした商品
です。

通常、アパレル業界では、企画からリリースまで約1年かかり、
私たちの普段の業務では今、2021年夏の商品企画をしています。
つまり、約6分の1の時間でリリース迄こぎつけたのです。

新型コロナの影響で突然初めてのリモート環境で働かざるを得なかった私たち。
しかし、ピンチをチャンスに変えるべく、
慣れないリモートワークの中でイノベーションを起こし、時間を短縮し、
リリース迄こぎつけたのです。

結果として、6/30現在、クラウドファンディングでリリースした商品は、
1週間もたたずに400人以上、総額200万円以上の応援購入を集めることができました。

画像1

   ▲ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!

ただし、もちろんその道は簡単なものではなかったです。
「リモート環境下でのモノづくり」というのは、
非常に難しいことが多くありました。
特に、工場を直接持つわけでもない私たちは、
①動画や写真②商品企画③縫製、と3か所に別れざるを得ませんでした。

<3か所に別れてのモノづくり>
東京:動画や写真、文章校正
大阪:商品企画、デザイン、生地選定
中国:縫製

そんな中、いかにコミュニケーションを取りながら、
ヒトモノカネ不足のローテク老舗アパレルメーカーが、
知恵を振り絞って今回の企画をお届けしたのかをお伝えしようと思います。

第1部では、「はじめてphotoshopを触るクリエイティブ担当」 by 唯一の外部スタッフ志水さん
第2部では、「
BtoB営業マンがBtoC商品の企画をしてみた」 by  若手営業マン 宇野原さん
第3部では、「リモート環境でのD2Cブランド作り」 by  深井喜翔

3.不況なアパレル業界を勇気づけたい

このnoteを公開するに至ったのは、
「不況なアパレル業界を勇気づけたい」という思いからです。
我々のようなヒトモノカネに恵まれない環境でも、
きちんとしたコンセプトときちんとしたコミュニケーションをすれば、
明るいニュースを届けられる、ということを皆に知ってほしかったのです。
正直に言うと、noteを公開するには、
構想準備も必要ですし、慣れない文章も書く必要があります。
専任でクラウドファンディング担当がいるわけでもない私たちは、
日常業務に加えて、クラウドファンディングの皆様のお問い合わせにも対応しており、
普段以上の業務量が既にあるのです。

しかし、それでもnoteを公開すべきだと考えたのは、
コロナ禍の不況が原因で、
アパレル業界への希望や熱意を失ってしまった人を、
少しでも勇気づけたいと思ったからです。
『サステナブル』という言葉がアパレル業界でも聞かれるのですが、
そもそも希望も熱意もない業界では『サステナブル』なんてありえない。

例え上司に反対されようと、周囲の人にバカにされようと、
この環境でもチャレンジをすることは何より尊いことです。

画像3


「私たちに出来ることはまだあるはずだ」
そんな風に思ってくださる人が増えれば、
まだまだアパレル業界を盛り上げることはできるはずです。
そんな風に思ってくれる同志が1人でも増えたら、
一緒に少しずつでも世界を変えていくことができたら、
そんな思いから、このnoteを公開することを決めました。

4.次回へ続く

では、第1部、『はじめてphotoshopを触るクリエイティブ担当』
唯一の外部スタッフ(といいつつ私の実姉)である、
志水さんよりラクスマの開発秘話について語っていただこうと思います。

(つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?