仕事をこなして成長するは間違い,,,なのかもしれない
就活時代の会社選びの軸の一つは、「成長」だった
つまり、その会社にいることで、自分が成長できるかどうか
そして、入社して約半年
就活時代に抱いていた「成長」という軸は、ある意味では正しく、ある意味では違うということが、はっきりと分かった
いまでは、面接で
「会社選びの軸は何ですか」
と聞かれたときに
「成長できるかどうかです。つまり、・・・」
という感じに、成長を会社に追い求めていたことを、恥ずかしさ感じる
一つ目の誤解
会社では、成長しながら仕事を行えると思っていた。つまり、仕事をこなすことで、成長できるということだ。
たしかに正しい。
一つ仕事をやり切ったとき、やりきる前の自分とは、絶対に何かが変わっている。
成長しているのだ。
しかし、それは厳密には違う。
仕事をこなすことで成長したのではない。
仕事をこなすために成長した。
なんか言いたいことはわかりそうだが、一応もっと詳しく説明しておく
社会人になるほど、以下の2つの言葉を嫌と言うほど意識するようになる
つまり、「工数」と「人工(にんく)」だ
どちらも同じような意味ではあるが、
工数とは、仕事を一つ終えるのにかかる人数と時間の掛け算
人工とは、一人の人が一時間稼働するということ
つまり、この仕事には10人工かかるという表現をする場合は、
1人で10時間仕事したら完了する
2人で5時間ずつ仕事をしたら完了する
5人で2時間ずつ仕事をしたら完了する
といった具合だ。
なぜ、この「工数」や「人工」が重要かというと、そこにはお金が発生しているからである
つまり、人件費である
人工を使いすぎると、工数をかけすぎると、その仕事にかかった人件費という費用、つまり出費は高くなる
だから、会社は、できるだけ人工を抑えたいし、工数をかけたくない
そして重要なのは、この「人工」は、会社がお金を出して買っているものであり、雇われた個人のためにつかってはいけない
会社の利益のために使わなくてはいけない
ここまできて、ようやく「成長」の話に戻るわけだが、、、
成長とは、たしかに会社のためではあるが、それはあくまで2次的な効果
直接会社の利益となるわけではない
つまり、個人の成長は、会社の仕事として、人工を使って行うべきではないし、行ってはいけない
仕事をこなすうえで自分の能力が足りないのは、あくまで自分の問題
本来であれば、人工を使わず、つまりは給料がもらえるいわゆる「定時」の時間の範囲外で、自己成長の努力をして、会社が求める仕事に食らいつかないといけない
したがって、
「仕事をこなすことで成長する」は厳密には間違い
正しくは、
「仕事をこなすために成長する」だ
つまり、自分の成長を会社に依存している時点で、会社にとっては不利益を生む存在にしかなれない(といっても過言ではない気がする)
人事研修や新卒研修は、ほんとうに会社にとっては直接利益とならない、未来にかけた投資ということを忘れないよう
2つ目の誤解
「成果」「ノルマ」が苦手だったから、営業は避けた。なんか目標数値を追い求めなければいけないという緊張感は好きではない。
そうやって逃げてたどり着いた先は、ソリューションエンジニア
企業に向けた、ITソリューションの提案業務
売り込みはないし、営業が撮ってきた案件に対してソリューションを提案するという業務
さすがに自発的にうごいてなにかノルマを達成しないといけないということはなさそうだと感じていた
でも違った
ノルマは存在し、成果は出さないといけなかった
もう一度、一つ目の誤解の振り返りになるが、
お金をもらっている以上、人工を使ってなにか作業をやっている以上、それに見合った利益は出さないといけない
人工は使うが、つまり給料はもらうが、なにも成果として残さないなんてあまいことは許されない
自ら動き、会社の利益につながる成果を求められるのは、至極当然のこと
給料をもらって、お金を1円でももらっている以上、なにかしら成果を残さないといけないという使命からは逃れられない
「ノルマ」が嫌だから
そういう理由で営業から逃げる人はいるし自分もそうだったが、どこまで逃げてもお金を稼ぐ以上は結局「ノルマ」は付きまとう
本当にノルマから逃げたくて、かつお金を稼ぎたいなら、会社に所属せず、自立してお金を稼ぐしかない
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