627号室から愛こそLOVE!

脳出血で左半身マヒのためリハビリで入院しております ゼータはやぶさです。

病気や入院生活について赤裸々に綴ろうと思っていたのですが、意外と早く退院が決まりバタバタし始めたので、続きは退院後にゆっくり書くことにして、今回は「BOOM BOOM SATELLITES」というロックユニットが最後に残した曲について触れます。

「BOOM BOOM SATELLITES」は日本人2人組の音楽ユニットで、エレクトロニカとロックが融合した世界が認める唯一無二のサウンド…と書くと今となっては陳腐に聞こえるかもしれませんが、常に新しい試みを行い次世代のロックを感じさせる、私にとって衝撃的な存在であり続けました。

ところが、フロントマンである川島道行さん(Vo. Gt.)が2016年に逝去したため、翌年活動終了となります。
川島さんは長年に渡り脳腫瘍と戦っていました。
何度も手術を受け、常に死と向き合いながら活動を続けていましたが、47歳の若さでこの世を去りました。
 
※BOOM BOOM SATELLITESや川島さんについては他のメディアに詳しく書かれているので、興味を持った人は検索してみてください。

そんな川島さんの遺作とも言える曲が「LAY YOUR HANDS ON ME」です。

▼LAY YOUR HANDS ON ME

聞いてもらうと分かりますが、とても透明感のある前向きな楽曲です。
UNDER WORLDを彷彿とさせるサウンドではありますが、疾走感と川島さんの歌によってBOOM BOOM SATELLITESらしくなっています。
そして、なんといっても歌詞がポジティブです。
よくよく読み解けば様々な意味に受け取れる表現だとは思いますが、タイトルになっている「LAY YOUR HANDS ON ME」がポジティブな意味であることは間違いないでしょう。

とにかく、この曲を死が間近に迫っている中で作ったことに驚きです。
最期だからこそ生まれた前向きな音なのかもしれませんし、これから続く人たちへのメッセージなのかもしれません。
そういうことではなく、もうそんな考えや感覚も無くなった状態だからこそのシンプルさなのかもしれません。

真相はなんであれ、私はこの曲を聴く度に胸にグッと来ます。
そして、僕の最期も脳の病気のような気がする…その時こんなポジティブな気持ちを残せるようにしたいな。
ネタフリ ( ˘ω˘) スヤァ

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