やっと言語を獲得した子供を見て

子どもが言葉を使えるようになってきた。まだ単語か、それを2つ3つ繋げた感じだが、ぐんとコミュニケーションが円滑になり、何より本人が毎日生きやすそうになった。

言葉通じない外国で、自力で家すら出られずご飯も食べられずトイレすら行けず、イエスかノーか、ジェスチャーだけで日々過ごすのって想像しただけでやばいな。子ども、大変だな…

言語の獲得過程を見ていると、リスニング力の飛躍的向上が見て取れる。また歯が生えそろい、口の動かし方が多様化したことで発音可能な音が増えているらしい。
最近では、こちらが言った単語を一発で覚え、使えるようになっていてすごい。(道行く人の言葉や咳払いなどをかなりのクオリティでまねするようになってしまい気まずい)

ただ一方で、何度言っても理解できない、理解に時間がかかる単語もある。
例えば、青、赤、黄色はかなり早い段階でマスターしたのに、緑は何度教えても言わない。その後、ピンク、白などは勝手に覚えたのに緑は言わない。
また、お父さん、も覚えが悪かった。
考えられる理由として、
・発語しにくい(「緑」は母音がi,o,i)
・単語と意味が結びつかない(お父さんと呼ばれたりパパと呼ばれたりするので混乱した可能性)
・気分が乗らない、興味がない(緑はともかく、お父さん…)

どの子供もそうなのかもしれないが、息子は特に発音と意味だけでなく音程とリズムもコピーしているように感じる。
「かわいー!」と高い音程で言う人が多いので、本人も「かーいー!」とやたら高い音程で言うようになった。
私は猫好きなので「ニャンニャンだ!」とテンション上げて言ってたら、それも真似するようになった。
通常時は声が低めのタイプなのに、猫が登場した瞬間「ニャンニャン!かーいー!」と突然高い声で言っていて笑った。

今発達心理学の本を読んでいるが(『哲学する赤ちゃん』)、そこに赤ちゃんはよく聞く音節を統計し単語の区切りを認識しているとあった。(英語圏の事例)
この本に関しては色々興味深いことがあったので読み終わったらまとめたい。

#育児 #1歳 #日記

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