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史実のブッダとは 下

ブッダ像から現代的な価値観、つまりそうであってほしいという願望を省く試みが本書である。

ブッダが生きた2500年前は今よりも、人の命はずっと軽かった。男女平等などは言わずもがなである。

本書を読みすすむうちにブッダから余計な装飾がはがれていった。リアルに当時のインドがブッダとともに脳裏によみがえる。

本書の狙いはリアルな全智者ブッダを浮かび上がらせることにある。

ブッダがいくつかの問いに沈黙した意味がわかった。

リアルなブッダは多くの人に寄り添えないか・・・・・・

それは実際に読んで確かめてほしい。

やはりブッダは揺るがない。というのが私の思いである。


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