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月のひかり

NHKの大河ドラマ、『光る君へ』は夜のシーンに趣がある。月の光に照らされた青みがかった夜を演出している。宴の場面などで効果が出る。平安の人々が月を愛でたのは、貴重な夜の光源でもあったことと無縁ではない。

月明りに照らし出された五節の舞(ごせちのまい)の場面は、幽玄かつ豊饒だった。まひろはこの印象的な舞のなかで衝撃の事実にきづく。

家長の出世、家名をあげるための輿入れ、家を第一とする風潮に少なからず辟易しているようなまひろ(紫式部)と三郎(藤原道長)。


月と星灯りの王朝絵巻という点にも期待して、今回の大河を見ていきたい。


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