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年末年始(2020-2021)の顛末 世の中、思いどおりには進まないけど、良いことも悪いこともあるよね

世の中、思いどおりには進まないものである。
そんなことは当たり前のことだ。ましてやこのコロナ禍で、自分の思いどおりに生きている人なんてどれだけいるのだろうか。
それでも、どうして思いどおりに進まなかったのか、その言い訳というか愚痴みたいなものは書いておきたいと思ってしまう。この年末年始、つまり2020年の末から2021年の初め頃にかけて、いろいろなことが起こり、かなり振り回されていた。
昨年秋、この記事の前に公開した、「占星術」を科学の目で考えてみよう、の記事を書こうとしていた。しかし、11月27日の写真の投稿を最後にnoteからは離れてしまった。
まず体調が芳しくなかった。自律神経失調症的な症状に繰り返し襲われていた。
さらに、もともと右肩の鎖骨の下にあった「粉瘤」が突然腫れてきて痛みが出てきた。これは放っておいてよい状況ではないと思われたので、近隣の総合病院皮膚科を受診した。すぐに切開してくれて、後はゲンタシン軟膏を塗ることで事なきを得た。
しかし、担当医が言うには、また再発する可能性があるので、遠からず手術で完全に取り除いた方が良いとのこと。これから冬に向かうという季節で、また再発されたら困るという思いを強く持った。それで切開のキズがひとまず収まった後、日帰り手術を受けることに決めた。
12月中旬、小雪の舞う寒い日だったが、日帰り手術を受けた。局部麻酔での手術なので痛みはまったくなし。担当医は若い女性医師で、こちらの話や疑問点も嫌な顔をせずに聞いてくれ、手術中もとても丁寧に対応してくれた。
鎮痛剤もカロナール系はあまり効かないので、ロキソニン系を処方してもらった。しかし、痛みが出たのは手術当日の夜だけで、鎮痛剤はそのとき1回のんだだけでおわった。
身体がやせているので、やせている人は抜糸までできるだけ日をおいた方がよいと言われ、年内最終日の12月28日に抜糸。
手術後はもちろんのこと、抜糸後も1ヶ月程度はガーゼを毎日取り替えなければならない。一人住まいの独り身なので、キズの手当は自分で鏡を見ながらやらなければならない。これがけっこう大変で、鏡を見ながらも思いどおりに手は動いてくれない。知識はあっても鏡像の中の世界では知覚と行動が一致しないことを思い知らされた。
そうこうしているうちに年が明けたが、早々に雪国の当地は大雪に襲われた。一晩で予想以上の積雪があった。
道路の除雪などは兄がやってくれたが、エアコンの室外機の周囲の除雪くらいは自分でせざるを得なかった。その程度の除雪でも、先天性心疾患がある自分には相当な重労働で、かなりまいった。
ようやく雪から解放されたと思っていたら、今度は口内炎に。若い頃から年に1,2度は口内炎になることがあったが、最近はあまりならなかったので、ちょっと辛い感じがした。
そして相変わらず、めまいだの、動悸(基本的には期外収縮)だの、自律神経失調症的な症状に悩まされた。もちろんこの症状はいまも続いている。
しかし、良いこともあった。
昨年10月頃に舞い込んできたのだが、いわゆるクラウドソーシング上でまともな仕事を請け負った。1文字0.1円とか、記事単価数十円とかではない仕事をした。
秘密保持上、詳しいことは書けないが、紆余曲折がありながらも、その仕事はいまも続いている。生活費の足しになるほどの収入増にはなっていないが、小遣い稼ぎにはなっている。
もちろん仕事なので、それなりのストレスはあるが、良い意味で試行錯誤を重ねている。
また、ネット上で忌憚のない会話(メールでの意見交換)ができる相手も見つかった。誤解のないように付け加えておくが「交際」とかいうのではまったくない。「一服の清涼剤」のような存在だろうか。
この歳まで生きていれば、それなりの人生の知恵のようなものを身につけているはずだが、現実は毎日、毎日、道に迷い続けているようなものだ。ましてや、このコロナ禍だから、ついつい「もうやめたぁー!」とすべてを投げ出したくもなる。
でも、生きてさえいれば、何かは起こる。良いことであれ、悪いことであれ、何かは起きる。
あの『赤毛のアン』でアンがこうつぶやいている。

Now there is a bend in it. I don't know what lies around the bend, but I'm going to believe that the best does.
今、その道は、曲がり角に来たのよ。曲がったむこうに、何があるかわからないけど、きっとすばらしい世界があるって信じていくわ。
『赤毛のアン』第38章(ルーシー・モード・モンゴメリ・著、松本侑子・訳、文春文庫)

アンの何倍もの人生を生きているけれど、アンのこの言葉がわたしは好きだ。
曲がり角の先にあるのは、ひょっとすると良いことではないかもしれない。でも、その次の曲がり角の先には、すばらしいことが待っているかもしれない。
当たり前すぎる結論だが、まずは生きていることが一番大切なのだと思う。

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