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屋上に二人で運んだ椅子はまだ雨の終わりを待ち続けてる 細部まで表現された人間を僕らは隣に…
幸せはできればいくつも知りたくて幸せからは遠く離れる 幸せを感じるだけの脳みそが与えられ…
末っ子は学習のためアンパンを二階の窓から遠くに投げる 学ばない風を探しに漂って懲りずに回…
闇をみる性分なれどもなればこそ闇にみらるるわれ光かも
盗まれた皿のような月だからえてして夜は他人行儀で 盗人は地獄を探しに行ったけど穴に落ちず…
季語:初雪(はつゆき) 季節:初冬
いくつも過去を重ねてみた。 何度も考え直してみた。 愛することに臆病になりながら ゆっくりとそれを刻んでみた。 いくつも言葉で絵を描いてみた。 何回も塗り直してみた。 苦しみに強く向かい合いながら 終わりのない救いを祈ってみた。 いくつも現在に心を置いてみた。 何日も同じ物語を読み返してみた。 声が生まれるまで感じながら なによりも魂を震わせてみた。 いくつも心を見つめてみた。 毎朝何かを見つけてみた。 まぶしい光に目がくらみながら 引き寄せられるように歩いていた。
見せられるようになんとか施したそれでも無様な庭の菜園 友人の壊れる様を見届けて壊れ方だけ…
季語:冬の霧 季節:三冬 臥竜鳳雛(がりょうほうすう)伏せている竜と、鳳凰の雛。 それ…
「虹のレールを走る小鳥の列車✨🐥🍀」 アクリル画 鳥って 自由に空を飛べて 良いなーって…
年取れば別の答えが見つかって隠してしまう本音を叫ぶ 友人と言える条件破壊して時代はきっと…
いのり の おとが こだま して いのち が ひとつ うまれたよ いま また ひとつ ま…
季語:冬肌(三冬) こんやこそふゆはだなだめとこにつく 乾燥肌に邪魔される熟睡子どもの頃はア…
自由だと思っていたのは他人だと気づいてからが僕の人生 自慢ならずっとわたしが聞くからと象の像は今日も北を向く 自意識を削いで作った五番目の恋も背中に夜の足音