見出し画像

るーさとnote vol4【「○○ってやさしくないよね」の破壊力】

先日、同僚(年上)と話していた時でした。
誰ってことで話すわけではないけど、世の中こう言える人が増えてきた気がするってことから話が始まった。

例えば、人に相談受けた時に、(自分を含めて特に男に多い傾向じゃないかな・・)結論をすぐに出そうとする。判断を相手に依存して、「相手が決めたことだから」とすぐに「いいと思うよ。君が決めたことでしょ」と何も触れないでいること。結論が決まっている(と思われる)ことを掘り返したり、探ったりしないで「めんどくさい」ことから避けていることってないですか?私にはあるような気がします・・・

例を挙げると女性後輩から(散々文句を言ったあと)「こんな会社辞めたいのですよね。」散々愚痴話は聞いたけどね「それでいいじゃないかな。辞めることも悪いことじゃないよね」と結果のみに回答してしまうことで、なんと不機嫌になってしまうとか。(裏では本当に辞めたいわけではなく、辞めたいと思わせる原因を探って一緒に解決して、引き留めてほしいってことでいることがあるらしい)


患者さんや利用者さんからも、「ここが痛いのですよね」と言われ、「年を取ったら背中も丸くなるし、負担かかって痛くなるのではないですかね」といって終えてしまうとか。
診察に来て、医師に対して「○○してほしいのですが」の返しに対して「診断のために検査してからじゃないとなんもわからないから、まずは採血してね」と言われてしまったとか。

いずれも深掘りしない、自分は正しい、自分はやさしい、自分はちゃんと本当のことを言っていると自分基準で答えている。相手に軸を置かないスタンスがあるといった話。特に誰もが思っていること【自分はやさしい】って常に思っているってこと。

そんな人に言えて、自分を振り返ってもらう一言で強烈な一言が
「○○ってやさしくないよね」

なんて話から・・・核心へ
「おまえってやさしくないよね。だから結婚って選択肢にいき付かないのさ」
事実、婚期逃しているので、正直、むっとしたよね。そして「そんなことない!!」ってまあ、感情的になりそうな自分がいいたよね。でもね、その背景には、「いずれも相手を深掘りしない、自分は正しい、自分はやさしい、自分はちゃんと本当のことを言っていると自分基準がある」ってことなのだよね。そこを通じて、自分を全否定されたようですごく悲しい気持ちになったし、すごい破壊力だった。加えてリスペクト出来る人から言われる感情に響く一言は、自分を振り返る絶大な原動力になるってこともよく分かった。

つまり何が言いたいか・・

やさしくありたいなあ・・ってこと

相手を本当に思いやって、本当に大切ならば、「いずれも相手を深掘りしない、自分は正しい、自分はやさしい、自分はちゃんと本当のことを言っていると自分基準がある」ではなく、反対のスタンスが取れるはずなのだと。そうして人は相手に寄り添うことができるのだと教わった。

「相手を知ろうとする気持ちや態度、相手の正しいはどこにあるのか、結論や答えにこだわってないだろうか」というスタンスから、相手に強い関心と共感が必要だということ。できているつもりだったし、なんとなくわかっていたけど、そうした自分になれていない自分にたびたび遭遇するのですよね。今まで培ってきた自分にとっての“正しさらしさ”や自分の赴くままに決めてきたある意味、勝手に過ごしてきた人生を振り返って、このやさしさを手にできるのだろうかと、振り返っている今日です。

自分自身への備忘録として書いてみました。お付き合いいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?