りんごのクレープ
クレープは手軽そうですが、このクレープは工程が多く、結構時間がかかります。カスタードクリームや生クリーム、リンゴの下ごしらえは前日にすることが多いです。
26㎝フライパンで5枚分
<生地の材料>
薄力粉 35 g
全卵 55 g
無塩バター 8 g
粗塩 0.1cc
牛乳 125 cc
てんさい糖 11g
<生地の作り方>
・バターを小さな容器に入れて湯せんで溶かす。
・ボウルに薄力粉を入れ、粉の中央をくぼませて卵を割り入れ、泡だて器で粉けがなくなるまで良く混ぜる。
・溶かしたバター、塩を入れ、良く混ぜる。
・牛乳を少しづつ加えながら良く混ぜる。
・てんさい糖を加えて混ぜる。
・室温で30分以上寝かす。
・フライパンにバターを少量敷いて(分量外約1g)フライパンを強めの中火で充分温めてから、生地を1枚づつ玉杓子でフライパンに流し入れて、できる限り薄く広げて焼く。1枚目を焼くとき、重さをはかって、玉杓子何分目くらいが適当か確認しておくと良い。
・1分くらい経って表面が乾いたら、いったん火を止めて、竹串と手で生地をひっくり返す。裏は中火で10秒くらい。
・お皿に焦げ目の無い方を上にして、置く。次のクレープも同じようにして焼く。焼いたクレープは、重ねても大丈夫。
<カスタードクリームの材料>
卵黄 1個分 (約20g)
てんさい糖 15g
薄力粉 8g
牛乳 100ml
無塩バター5g
<カスタードクリームの作り方>
・牛乳とてんさい糖の半量を小鍋に入れて、弱火で蓋をして沸騰直前まで温める。
・卵黄をボウルに入れ、てんさい糖の半分を入れて泡だて器で良く混ぜる。薄力粉をふるい入れて、良く混ぜる。温めた牛乳を少しずつ加えて良く混ぜる。
・牛乳の入っていた小鍋にボウルの中身を戻し入れ、強めの弱火で、とろみがつくまで泡だて器で良く混ぜる。
・とろみがつき始めたら、木べらに代えて、クリームがさらっとするまで約1分弱火で混ぜる。バターを入れ混ぜて溶かし、小さな容器に移し替えてラップをあてて冷ます。
<生クリームの材料>・・・生クリームは入れなくても良い
泡立てた生クリーム30グラム
<生クリームの作り方>
・冷たい生クリーム100mlと10gのてんさい糖をボウルに入れてしっかり泡立てる。
・乳脂肪分43%以下の生クリームの場合は更に以下の工程:小さな容器に粉ゼラチン2ccと2ccの水を加え、湯せんにあてて溶かす。泡立てた生クリームを約30cc加え、スプーンなどで混ぜながら良く溶かし、ボウルに戻し入れ、泡だて器で良く混ぜる。絞り袋に入れ、冷蔵庫で30分以上置く。
<りんご> 1個に正味約22g
<りんごの下ごしらえ>
・りんごは皮と芯を取り6つ割りにして、幅1cmくらいに切って、リンゴの重量の10%のてんさい糖と一緒に小鍋にかけて弱火で煮る(紅玉以外のリンゴを使うときは10%のレモン汁も加える)。
・リンゴが透きとおってきて、汁気がでてきたら、強火にして汁気を飛ばす。
<クレープの巻き方>
・クレープの生地の上に、カスタードクリームの1/5量をまんべんなく塗る。外周1.5cmくらいは塗らない。
・真ん中よりやや下側に、生クリームを6g絞り(生クリームなしでもよい)、リンゴを並べる。
・両脇を折ってから、下からくるくるとまく。
<いろいろコメント>
・クレープは手軽そうですが、工程が多く、結構時間がかかります。カスタードクリームや生クリーム、リンゴの下ごしらえは前日にすることが多いです。
・乳脂肪分の高い生クリームを使う場合は、このように、ゼラチンを使う必要はありません。乳脂肪分が43%以下の生クリームは泡立てても時間がたつと泡がクタッとしてしまうので、ゼラチンを加えています。できた生クリームは凍結解凍を繰り返しても、べちゃっとならないので便利です。ケーキのデコレーションにもおすすめの方法です(デコレーションの場合、35%生クリームの時はゼラチンを2.5cc/100ml)にした方がいいです)。
・クレープの皮はしっかり焼かないと、見た目も悪いし、生地が重なったところの食感が悪くなります。
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