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2回目の回覧板

2020年の秋に、「無香料、微香料の柔軟剤使用のお願い」の回覧板を出したという事を、以前、noteで紹介しました。私の住む町内は、他の地域に比べて柔軟剤臭、合成洗剤臭が若干少ないと思いますので、前回の回覧板は一定の効果があったのではないかと思っています。

ただ、私もその後、更に嗅覚が化学物質に対して敏感になり、今以上に近所の空気が汚染されると生活が脅かされてしまうので、この春2回目の回覧板を私の町内345世帯と隣の町内で回しました。回覧を回すことを許可してくださった町内会長さんに感謝です!これから暖かくなり、化学物質の飛散量も増えますが、どうか、回覧板を通して町内環境が更に改善されますように。

全国で、香害被害者の人たちが回覧板を回して大きな社会運動になったらいいなぁなんて思っています。

以下、回覧板の内容を紹介します。


無香料、微香料の洗濯洗剤・柔軟剤使用のお願い

昨年度に引き続きのお願いになります。
洗濯洗剤、柔軟剤の香りや、抗菌成分に対してアレルギー症状(化学物質過敏症)で悩む住民が現れています。外に干している洗濯物や部屋の中から漏れる洗濯臭によって、窓を開けられない、散歩ができない等、通常の生活が送れないくらいになるとのことです。可能な方は、
*洗濯洗剤は、抗菌・消臭でない、無香料又は微香料の物を使用してください。
*柔軟剤は使用しないか、無香料又は微香料の物を使用して下さい。

〇無香料の柔軟剤、合成洗剤は下記店舗等で購入可能です。
・ドラッグトップス〇〇店  ファブラッシュ、ヤシノミ柔軟剤、ヤシノミ洗たく洗剤
・マツモトキヨシ 〇〇店  ヤシノミ柔軟剤、ハミング無香料柔軟剤、
ヤシノミ洗たく洗剤
・コメリ〇〇店  ヤシノミ柔軟剤、ハミング無香料柔軟剤、L`CREST香りをつけない柔軟剤        

〇セスキ炭酸ソーダ:環境にやさしい洗濯剤として近年人気が高まっています。
ドラッグストア、ホームセンター、100円ショップで購入できます。
水30Lに約小さじ2杯(10g)を溶かして洗濯します。洗いとすすぎは1回ずつ。水に簡単に溶け、使いやすいです。
皮脂、血液等たんぱく質の汚れ落としに向き、泥汚れには不向きです。

以下2枚目です。


香害をご存じですか?
香り付き製品から揮発する香料や化学物質の成分が、空気を汚染し健康被害をもたらすことをいいます。
2019年から2020年に国内で初の香害のアンケート調査が行われ、7000人以上が香り付き製品の匂いで体調不良を訴えました。原因の1位は柔軟剤、2位は香り付き合成洗剤でした。

化学物質過敏症をご存じですか?
一度に多量の化学物質を取り込んだり、少量でも長期に渡って取り込み続けると、身体の反応として発症します。いったん過敏症になると、その後は、わずかな化学物質に対しても過敏症状をきたすようになります。建材をはじめ、家庭用品や化粧品などに含まれる様々な化学物質に敏感に反応して、頭痛、吐き気、めまい、気道や皮膚の症状など様々な症状があらわれます。
香料を含む様々な化学物質に反応して被害に苦しむ人は、人口の数パーセントに達するという推計もあります。

マイクロカプセルについてご存じですか?
柔軟仕上げ剤、合成洗剤、消臭スプレー、芳香剤などには、香りや消臭効果を持続させるための工夫として、マイクロカプセル技術が使われています。
合成樹脂(プラスチック)製のマイクロカプセルという微粒子の中に、香料や消臭成分を閉じ込めます。製品を使用するとマイクロカプセルは衣類に付着、摩擦等の刺激でこの粒がこわれるたびに、中の成分が外に拡がり、長期間効果が持続するという仕組みです。
マイクロカプセルは、衣類から空気中に拡散し、刺激により破壊されれば、中身の成分だけでなく、壊れた外側のプラスチック成分からも揮発性有機化合物(VOC)が飛び散ります。この作用が長期間続くため、人体への影響が強まると思われます。
またマイクロカプセルは、破片が肺の奥まで吸い込まれるため、将来的な健康影響も懸念されています。マイクロカプセルは、マイクロプラスチックです。衣類から空気中に漂い、洗濯すれば、下水から海へと流れ、空気や海洋を汚染します。

柔軟剤や抗菌・消臭合成洗剤には何が入っている?
柔軟剤は、家庭用品品質表示法の指定品目から漏れており、成分表示や成分を規制する法律もありません。柔軟剤には、風合い、静電気防止のために、陽イオン界面活性剤が主成分として入っています。これは、刺激性、殺菌作用、たんぱく質変成作用があります。合成洗剤の抗菌・消臭成分も有害性の高い陽イオン界面活性剤が使われています。
香料や消臭成分とそれを包むマイクロカプセルが入っています。
柔軟剤は添加剤として防腐剤、安定剤、泡調整剤、PH調整剤など多くの化学物質が入っています。

香料の健康影響
・香料には、アレルギーを引き起こしやすいもの、内分泌かく乱作用を持つものがあります。
・香料には、神経毒性、変異原性、発癌性、片頭痛や、ぜん息を起こしやすいものがあります。
EUやアメリカでは、香料に対する表示義務や規制が始まっています。

それから、私が住んでいる新潟市の一部地域で昨年回覧された(私の町内では回覧されなかった)「住み郷」という会報(新潟市保健所が事務局を務めている)に載っていたページのコピーと

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国が作成した香害ポスターも添付して回しました。

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