水羊羹
夏は、水羊羹が美味しいですね。甘さ控えめ水羊羹を2種類紹介します。
<こしあんの水羊羹>は一般的な水羊羹。<粒あんの水まんじゅう風羊羹>はゼラチンが入り、ちょっともっちりしてて、上にあんのない層が1cmくらいできるので水まんじゅうを思わせる羊羹です。それぞれおいしいので、是非、作ってみてください。
<こしあんの水羊羹>
<材料> 約70mlが5個
小豆 70g
三温糖 40~50g
てんさい糖 20g
粗塩 0.25cc
寒天 小さじ1(5cc)+170ccの水
<作り方>
1.小豆は常温で丸1日~1日半水につけて十分水を吸わせる(夏場は水が匂ってくるので、途中2回は水を替えること)。
2.小豆を鍋に移し、かぶるくらいの水を入れ、中火で沸騰させる。沸騰したらすぐに火を止め、ゆで汁を捨てる。
3.小豆を圧力鍋に移し、かぶるくらいの水を入れ、落し蓋をしてから、蓋をして、高圧にセットし、強火にかける。安全ロックピンが上がったら、弱火にして12分加圧する。
4.火を止めそのまま自然放置して、圧が完全に下がったら蓋をあける。ざるを使ってゆで汁を丁寧に捨てる。
5.小鍋の上に裏ごし器をセットして、小豆を裏ごしする。三温糖、てんさい糖、粗塩を加え、へらで混ぜてから、蓋をして弱火にかけ、沸騰したら、更に1分くらい煮立たせる(約180mlになる)。
6.小鍋に寒天と、水を入れ、寒天をよく拡散させてから、弱めの中火にかけ、沸騰したら弱火にして更に1分煮立たせる。
7.火を止めて、寒天の鍋に少しずつあんこを混ぜながら加えていく。
8.熱いうちに、ゼリーカップなどに入れ、水を張った容器の中で冷やし、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
<粒あんの水まんじゅう風羊羹>
<材料> 約70mlが5個
小豆 60g
三温糖 40g
てんさい糖 20g
粗塩 0.25cc
寒天 2.5cc+160ccの水
ゼラチンパウダー 3.5cc+10ccの水
<作り方>
・1~4は上記と同じ。
5.裏ごしはせずに小豆を圧力鍋に戻し、三温糖、てんさい糖、粗塩を加え、へらで混ぜてから、蓋をして弱めの中火にかけ、沸騰したら、弱火にして更に2分くらい煮立たたてる。常温になるまで放置する(約180mlになる)。
6.小鍋に寒天と、水を入れ、寒天をよく拡散させてから、弱めの中火にかけ、沸騰したら弱火にして更に1分煮立たせる。
7.火を止めて、水でふやかしたゼラチンを加え、溶けたことを確認したら、ゆで小豆を少しずつ加える。
8.熱いうちに、ゼリーカップなどに入れ、水を張った容器の中で冷やし、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。翌日以降に食べた方が味が馴染んで美味しい。
<いろいろコメント>
・しっかり浸水して圧力鍋を使えば、短時間でエネルギーを浪費することなくあんこができます。
・小豆は夏場でも冬場でも、一日半水につけると、皮が柔らかいとても美味しい粒あんができます。ただ、丸一日の浸水でも、かなりおいしいと思います。
・小豆に砂糖を加えて煮た後、常温になるまで圧力鍋で放置すると、味が馴染んでおいしい粒あんができるように思います。
・かんてんぱぱのホームページによると、寒天の凝固点は33℃~45℃、融点は85℃~93℃が一般的とのことです。寒天液に粒あんなどを加えるときに、あまり冷えたものを加えると、寒天が固まってしまいますので、ご注意ください。
・新田ゼラチンのサイトによると、、牛・豚由来のゼラチンの融点は23~30℃です。暑い部屋に置いておくと、ゼラチンが溶けてしまいますので、水まんじゅう風の羊羹は食べるまで冷蔵庫に入れておくのが良いでしょう。
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