夕やけ色の飛行機雲
自分の家族よりも
知らない他人の方が優しいのは
すごく淋しい
自分なりに頑張ったのに
温かい家庭になれなくて
深く虚しい
そんなことを考えながら
夕陽に染まるオレンジ色の街並みを
自分の部屋から
ぼんやりと眺めていた
「これからでも
温かくて優しい家庭を
築くことなんてできるのかな」
空には夕やけ色の飛行機雲
「できるよね」
空に向かって小さく囁いてみる
少しずつ消えていく飛行機雲が
何となく笑っているように見えた
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