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看護師1年目の私へ。ごめんねとありがとうをやっと言えた話

こんばんは♡



私には若い頃から
分からない感覚みたいなのがあって、


その一つが“遊び”でした。


地元・宮城の大学を卒業後、
聖路加看護大出身のゼミの先生の勧めで
東京の私立大学病院で
看護師になりました。


看護師時代のわたし!



都心の病院の敷地内にある
看護師寮に入り、
6畳ワンルームで
生まれて初めての
ひとり暮らしがスタート!


慣れない看護師の仕事に
緊張したりドギマギしたり、
先輩看護師やドクターに怒られたり
患者様に元気をもらったり、

夜勤明けには
ナースキャップをつけたまま←
寮の床で泥のように寝ていたり、


忙しい毎日の中でも、


夜勤前日は
TSUTAYAで借りてきたビデオを
テレビデオ(懐かしいw)で観たり
楽しみにしていた雑誌を読みながら
ポテチとチョコを無限ループしたり、


休日は
コンロ1個&レンジの台所を駆使して
たくさん作り置きをして
仕事の日のお弁当や
夜ごはんの準備をしたり、⁡

たまに
大学時代の友達や同期と
都会に出かけたりして、
過ごしていました。


当時、愛読していたレシピ本。
このレシピを作るのが楽しかった!




そんな私の日々を話したら、
先輩看護師に言われたのです。


「もっと、遊びなよ〜!!!」


・・・遊ぶ・・・???



そういえば、
大学の友達が病院実習で大変な時とか
「もっと遊びたいよね〜」って言っていたな。


遊ぶって、何をすることなんだろ?



ゲームボーイじゃないよな、
ビリヤードとかかな、
海外旅行とか?サーフィンとか?
徹夜するオールってやつかも!
合コンとかかもしれない!!!



趣味も友達もたくさんいる
人生を謳歌しているような
華やかな同期には

「全然遊んでなくて、つまんなくない?」

と言われたこともありw


・・・遊ぶって、なに・・・?




この“遊ぶ”が
結局、よく分からないまま



24歳で結婚した時も
25歳で出産した時も


「もっと遊びたいとか、思わなかったの〜?」
「これから、あんまり遊べなくなっちゃうね」


と、何気なく言われるたびに
“遊ぶ”って何をするんだ!?と分からなくて
いつの間にか私は自分のことを


「遊べない、つまんない女」


なんだと、思っていたんです。



42歳の、今まで、ずっと!!!



そのことに気づいて、
お風呂でこの“遊び”問題について
インスタに書いてみようと
お風呂でぼーっと考えていたら、
分かちゃったのです!!!



私は、別に“遊ぶ”をしなくても
毎日、とても楽しかった




ビリヤードも、オールも
サーフィンも合コンも
どれもほとんどしたことないけど、



いわゆる“遊び”っていうやつを
してきて来なかったかもだけど、



手作りのお弁当を楽しみに
日々、仕事を頑張って
オフの時間には
私なりに好きなことをして
それはおうちで完結しちゃうし
派手なことは全然してないけど、





当時の私にとっては、
それでじゅうぶん、幸せだったんだ。


私はそうやって
毎日の中に小さな幸せを見つけて
ちゃんと楽しんでいたんだ。



だから、全然、
“つまんない女”なんかじゃ
なかったんだ〜!!!




って気づいて嬉しくなって
お風呂から出て
パジャマを着たら、


ふと看護師寮のあの部屋にいる
当時の私が
こちらに向かって
微笑んでいるのが見えた。



見えたというか、
頭の中で映像として流れてきた。



ずっと“つまらない女”のレッテルを
私に貼られていたあの頃の私に
ごめんね、と、ありがとうの
気持ちが湧いてきて


看護師として
必死に奮闘していた自分が
とっても愛おしく思えて。



全然、つまんない女なんかじゃ
なかったよね。
昔の私も、今の私も。



これが、
過去の自分を癒すとか
浄化するとか
そういうことなのかな^^





少し大人になった今、
基本は変わらないけど
“遊び”も私なりに楽しめるようになって
今日もお弁当を楽しみにしながら
出勤しています🍙







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