古谷 将彦

映像ディレクター: 世界中の景色を切り取った数万枚の写真をまとめる目的で投稿/仕事の影…

古谷 将彦

映像ディレクター: 世界中の景色を切り取った数万枚の写真をまとめる目的で投稿/仕事の影響で建築やインテリアが多めになるかも/代表番組「インテリア日和」(テレ東)、「完成!ドリームハウス」(テレ東)

最近の記事

写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜過去に起きた崩壊の危機〜

落水荘の2階へ室内から行く場合、リビングルームにあるカウフマン・シニアの肖像画脇の階段を上がっていく。東西2つのテラスからもアクセスできるが、それはいずれ紹介するとしよう。 階段を上がって右側にあるのが来客用の寝室。メインハウスには寝室が4つあるが、来客用は1つしかない。その理由もいずれ。 なお、部屋の場所がわかりにくいので、以下の記事で使用している間取り図はアメリカ議会図書館のアーカイブから引用させてもらった。 さて、この部屋をよーく見ると、やや違和感がある。ベッドは

    • フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜浮遊するテラスを間近で見られるキッチン〜

      カウフマンがつまみ食いしていた好物とは?まずはキッチンへ。 どこにあるのかというと、暖炉に向かって右脇のドアが入口になっている。 やはりダイニングへの動線が最短になるよう考えられている。 では、キッチンへ。 キッチンの広さは、窓の外に見える滝の上のテラスとほぼ同じ。 ある意味、ここはぜいたくな空間かもしれない。宙に浮かぶテラスを間近で見られるのだから。 キャビネットやテーブル、コンロは主張しない色合いで、石積みの壁にしっくりなじんでいる。だからこそ窓の外の景色に目が行く

      • フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜滝の見えるテラス〜

        滝の上に家を建てた理由とは?リビングの先にあるテラスへ出てみる。前回の記事でも書いたが、リビングの天井が低いので(実際には広さがあるからそう感じるだけだろう)テラスに出たときの開放感が半端ない。 テラスに出た途端、岩にたたきつけられる水の音が間近で聞こえる。そう、あの滝の真上に立っているのだ。 ここで冷静になって考えてみる。はて?なぜ滝の上に家を建てたのか。普通であれば滝を眺められる場所に建てないか。実際、依頼主のカウフマンもそう考えていたようだ。でも、そこは天才ライト。

        • 写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」の驚きの視点に迫る!〜リビングルーム〜

          いよいよ落水荘の室内へ!玄関は正直言ってわかりにくい。何も知らずに遊びに行ったら、どこから入ったらいいのか戸惑いそうだ。それは石の壁の間の先にあり、ここからライトの演出が始まっている。 ちなみに、撮っていたつもりがちゃんと撮れていなかったのだが、実はここにも滝がある。規模はかなり小さいが、例の滝のリピートだろう。この水は水泳や散歩の後、体を洗うために使われたほか、生けるまでの花を置く場所だったらしい。 いよいよ扉を開けて室内へ。 狭い玄関を抜けると正面にはデスク(なぜここ

        写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜過去に起きた崩壊の危機〜

        • フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜浮遊するテラスを間近で見られるキッチン〜

        • フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」に行ってみた 〜滝の見えるテラス〜

        • 写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」の驚きの視点に迫る!〜リビングルーム〜

          写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」の驚きの視点に迫る!

          建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトの代表作「落水荘」は、建築ファンにとって聖地の1つと言ってもいいだろう。なぜ美しいのか?なぜ心を揺さぶるのか?見どころやポイントなどを豊富な写真とともに紹介したい。これを読めば、きっと行った気になること間違いなし! …そうなるといいな(^-^*) フランク・ロイド・ライトは何者だ!フランク・ロイド・ライト(1867-1959)はアメリカの建築家で、多くの特徴的かつ印象的な建物を残している。有名なところでは落水荘や旧帝国ホテルなどだろう。

          写真多め!フランク・ロイド・ライトの傑作「落水荘」の驚きの視点に迫る!