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私家版ウィズコロナのガイドライン

2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が感染症法の5類に分類されたのと同時に、いろんな分野の「感染対策ガイドライン」が廃止されている。つまり、まったくのノーガードにしてしまったということだ。そしてその結果はさんざんだった。だらだらと感染が蔓延し、死者も増える一方で、複数の感染症も同時流行するマルチデミック状態となっている。
とはいえ、2類時代の感染対策ガイドラインはガチガチすぎて、5類時代にあわないことも確かである。ウィズコロナを前提とし、会食も遊びも旅行も存分にやる、という前提でのガイドラインが必要だろう。
この文書は、それをめざす。基本コンセプトは、「大量のウイルスに曝露することだけは防ぐガイドライン」だ。これによって多くは感染を防げるし、感染したとしても軽症で済む確率が高くなる。以下、なるべく短く箇条書きでエッセンスをまとめる。

基本のガイドライン

  • 第三者のいる閉鎖空間ではマスク
    マスクはまだ必要だ。新型コロナだけでなく、インフルエンザに麻疹やSTSS(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)などに感染する危険もある。電車やバスなど人口密度の高い空間ではN95のような高性能マスクをすること。

  • 頻繁な手指衛生
    ノーマスクが増えると、ウイルス入り飛沫があちこちに飛んでいるし、ノロウイルスなどさまざまな感染症も流行している。頻繁な手指衛生は必須だ(手軽に使え、無臭で頻繁に使っても手荒れのしないGSEを勧める)。電車やバスを降りたあとや、何かを触ったり、手づかみで食べたりする前には手指衛生を。

  • 換気か空気清浄機の活用
    新型コロナ禍で全員がマスクをした結果、インフルエンザなども防げてしまったことから、意外に空気感染する病気があることが判明している。換気はとても有効だ。換気しづらい空間ではCorsi-Rosenthal BoxやクレアウィンBOXのような高性能空気清浄機を使うこと。

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