夜風の詩

あなたがいまどんなに、自分を卑屈に見ていても、今日も太陽は東へ昇り、西へ沈む。暗闇が生まれたのはほんとうはあなたを守るためだってこと。あなたは知らないで今日も、自分を卑下して生きている。夜風は吹く。あなたのその身体の悲しみを撫でるように触れては、過ぎ去ってゆく。
きっと愛と言っていい。
あなたのその悲しみに触れた風は、どこまでも高く、遠く。その温もりを、匂いを、連れてゆくから。

少しでも好きと思ってくれたら、何かを感じて頂けたなら幸いです。あなたのそのサポートが私を形作っています。 あなたがこれからもますます豊かでありますように。