私は私のことがわからないから、泣いている。自分はどうしたいのか、どこへ行きたいのかわからないから、途方に暮れている。ずっと迷子だった。自分のことなのに、自分のことさえわからないから。
眩しい光はいつだって突然で、その光に僕の存在が霞んでいく。光がひかりとして存在できるのは、闇があるからだよ。光がすごいんじゃない、光はいつも崇められ、その存在を多くの人が讃えるけど、闇だってあなたを守っているんだよ。光が当たるたび、ぼくはその影を見つめている。ひとりひっそりとその存在を主張せず、ただそこにいつもあなたがいた。

眩しいひかりの世界で生きているきみを思う。
知っている。あなたにだって辛いことや苦しいことがあって毎日を生きていて、人知れず努力していること。
みんなには見せないひとりの顔があること。
言葉や文字に表せられない思いがあること。
誰に見せることもなく眠ったままの写真や、言葉の羅列。
そのひとつひとつがきみだった。
表に出さない、見せないものに何の意味があるの?と誰かが言うでしょう。
意味なんてなくていいんだよ。
存在することに、理由なんてなくていいよ。
あなたがあなたであることが、この広い星の中で生きている私の世界の、夜空に輝く星だった。















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