【防災玉手箱】地域とともに学ぶ!地域との防災ディスカッション
今回は、「地域とともに学ぶ」として、
こどもたちだけでなく、地域の人と交流、直接話し合う機会を作りたいという声から実施した2事例を紹介します。
<地域と保護者へ向けた学習発表会と地域と合同防災ディスカッション>
2022年12月13日(火)10:20~11:45 長岡市立栖吉小学校5年生
栖吉コミュニティセンターにて「カラフル×すよし 防災フェスタ」を行いました。
「高齢者等車いすの人のために、スロープのある入口への案内を掲示する。」
「ペット同行避難のためにも、ペットのしつけや飼い主の準備をポスターやチラシにする。」
「玄関ホールがペットの居場所になっているが、そこだけでは狭い。グラウンドも使えると良い。」
地域の方からは、「良かった点」と「さらに良くするアドバイス」を伝えていただきました。
こどもたちの提案に対し、「すばらしい!市に提案してみる。」といった声もいただきました。
次に、地域の人と一緒にグループになり、「いつ栖吉に大地震がきてもいいように、今からできること」を話し合いました。
地域の方から「私が思っていたのより、ずっと良いね。」
「家族で話し合う日を決めておくと先延ばしにならなくていいね。」と考えを認めてもらい、自信を持って、それぞれが考え、意見を伝え合っていました。
子どもたちの感想には、「大人と子どもの考えは違う。子どもと大人の意見をまぜることで、実現に近づけると思った。」
「自分と違った意見がたくさん聞けて、楽しかったし、自分でも実行できることもあったので、これからに生かしていきたいです。」などがありました。
<地域とのパネルディスカッション>
2023年1月26日(木)10:45~12:15
長岡市立宮内中学校にて、パネルディスカッションを行いました。
中学校区内の要町、摂田屋2丁目、鷺巣町の町内会長と当法人の中野明子(防災士)計4名が参加しました。
中越地震の宮内地域の様子もお聞きすることもできました。
「宮内地域ではどんな防災活動を行っているのですか?」
「防災訓練に中学生は参加できますか?」
「洪水災害で自宅の2階に避難できる場合、
避難後はどのような行動をすべきですか」
「もしもの時はどうやって気持ちを落ち着かせたらよいですか」
など、防災全般や、長岡市または宮内地区の防災に関してなど、たくさんの質問がありました。
生徒の皆さんの防災への関心を感じ取ることができ、町内会長のみなさんも改めて自分たちの活動も考える良い機会になったとおっしゃっていました。
「今話があって気づいたけど、これまで訓練は若い世代参加していなかった。これからもっと参加を呼びかけていきたい。」
「自分の地域は、コロナ前は訓練に中学生も参加してくれていた。また地域の訓練も開催されるようになったら、ぜひ声かけしたい。」
「地域の訓練にこんなこと取り組んだらどうかと、中学生からアイディアがあったらぜひ教えてください。」
とお話してくださいました。
後日、行われた学習発表では、
避難所、雪、地震、土砂、洪水、とテーマを決めて発表を行っていました。
普段からの地域との交流の大切さを伝えている人もいました。
今回の活動をきっかけに、地域とともに防災を学び合う機会を次年度の学習でもコーディネートしていきたいと思います。
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