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愛媛県:緋のかぶら漬け

今回は愛媛県、松山市あたりの郷土料理である「緋のかぶら漬け」を紹介します。

緋色というよりは「紫」と言ったほうがしっくりくるこのカブ。
通常よく見かける白くて丸いカブと違う点は、この紫色の色彩ですが、
形も少し特徴的で、白いカブよりも平たく大きい。
この色からも分かるようにポリフェノールが多く含まれています。

このカブは葉や茎の部分まで鮮やかな紫色をしていて、茎の部分を他の野菜と一緒に漬けると、綺麗なピンク色に染まります。
他のかぶ漬けと違う点は、酸味を酢ではなく橙の果汁を使うという点です。

実はこのかぶら漬けを作るために「緋のかぶら」と「かぶす(橙)」を購入し、2パターン作ってみたのですが、見事に失敗しました…

漬け方としては、まずカブを1日水に浸けてアク抜きをします。
この際に、丸のままは1日、5mmほどにスライスしたものを4-5時間、水に浸けておきました。
そして、かぶすの果汁と塩と砂糖を煮立てた液に漬けます。
ジップロックに入れて一週間ほど冷蔵庫で寝かせておいたら、とっても綺麗な赤かぶ漬けになったんです。
しかし…実際に食べてみると、筋が多く硬くてそして渋い…
とても食べられるものではなかったので、市販の出来上がったものを買いました。

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普通の赤かぶ漬けよりは、歯応えが強い感じがしました。

実はこの緋のかぶら漬け、年末に漬けて年越しやお正月に食べるそうです。
そのため、私がカブを買った時には旬を過ぎてカブが硬くなってしまっていたのかと思います。

来年は11-12月に購入して、リベンジしたいと思います。

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