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アイデアは何も無しには降りてこない

何もしないで、ハッといいアイデアを思いつくってのは、無いのだろうと思います。
そういう瞬間はありますよね、思いついた!みたいな。でもきっとその前に、いろいろあーだこーだ試行錯誤のプロセスがあったんじゃないかと思います。

メモの魔力という本を読みました。
著者の前田社長は昔っからのメモ魔で、
そこらへんにアイデアの種はたくさん転がっていると言います。

具体化 → 抽象化 → 転用

メモを項目で書き出して思考を深めていく。
最終的にそのエッセンスを自分の身の回りに転用するところまで考えるのが大切だと言います。

感覚的になかなか馴染めないなーと感じていましたが、そういえばこういう考え方したことある!という例が自分にもありました。

【お菓子カップつめ放題】
たまにイベント販売の時に、
子供たち向けに、お菓子カップつめ放題をしていました。

透明カップにあめやビスケット、ラムネをつめて300円。
最後は、かわいいクッキングペーパーでふたをしてお渡し。

子どもたちが来るお祭りやイベントでは結構人気でした。
なかなかイベント販売でお菓子って売りにくくて、
なんかやり方ないかな~と悩んでた時に考えたのがこれ。
試してみたらけっこう評判よかったのでたまにやってます。

参考にしたのは、「干しシイタケのつめ放題」
物産展とか露店販売とかで見たことないですか?

あるイベントでとなりがこのつめ放題やってて、
女性が列をなしてた。。。。なぜそんなに!?自分には理解できず。
で友達がたまたまきたので理由聞いたら、
・いっぱい入れれるのがたのしい
・お得
・ストレス発散?
などなど。

なるほど、この自分でやる体験型とか、
お得感があるとかか~と思いました。

これをうちの持ってる商品でできないかと思い、
個包装されている商品、なつかしいもの、カップに詰めれそうなもの
を選んでやってみた。
8種類くらいをクリアケースに入れて、できるだけ見栄えがするようした。


     <干ししいたけのつめ放題>
具体化・・・干ししいたけのつめ放題が女性に人気
抽象化・・・自分で詰める楽しさ、ゲーム感覚、お得感がある、達成感
転用 ・・・子供がお菓子でできそうな体験型の企画
      自分で選べる、詰めれる、チャレンジできる、お得感
       これに
     カラフルで楽しい、仕上げがかわいい、なつかしいを加えた。
    子供も女性も利用してもらえるために。
           ⇓
     『お菓子のカップつめ放題』

そんなに大それたことではないけど、これを試した時に、
後の実感としては、消費者にマッチする法則ってあるんだな、
と思ったのがいまでも感触として残ってます。
途中からなんでみんなこんなにしてくれるんだろう、、、と不思議に思ってたくらい。

もっと大きいプランでこういうアイデア転用をしたいな~。

この本を読んで、とりあえず自分のアイデアの探し方みなたいなのが分かった気がするので、気になったものは必ず何かしらの形でメモをしたいと思います。

アイデアは何も無しには降りてこない。

気になることのエッセンスを抜き出して、
それが別の形で利用できないかまで考えて初めて、
アイデアとして姿を現すのだと思います。

そう考えると、日常生活はアイデアの宝庫ですね。

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