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人気単語帳「DUO3.0」レビュー!2ヵ月で10周した感想【7ヵ月目】

英語勉強したら年収上がるんじゃね?」と思ったので英語の勉強を始めた30代会社員の日記。

TOEICの勉強から始めたが、今は少し離れてDUO3.0と文法書で基礎固めをしている。

今月は4〜5月と2ヵ月間DUO3.0を使ってみたので、レビューを書いていこうと思う。

DUO3.0とは

DUO3.0」は560本の例文から単語1600語と熟語1000語を学べる単語超である。超有名な単語帳なので、英語を勉強している人なら一度は聞いたことがあると思う。

1つの例文に3〜6個ほどの重要単語・熟語が使われいて、例文で使い方を理解しつつ、単語と熟語が覚えられるというコンセプトだ。

例えば、この例文で
Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.
医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。
重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )
重要熟語2語(bring about... / ... as a whole)
がマスターできます。

引用:Amazon

2000年に出版された古めの本で、私も学生時代に持っていた。数回開いただけで挫折してしまった苦い思い出がある。

難易度的には中級レベルにあたる単語帳だ。以下到達レベルの目安となっている。

  • TOEIC600〜780点

  • 大学偏差値58〜65

  • TOEFL60〜90点

  • 英検準1級

当時の私には難しすぎた気もするし、単純に勉強のやる気が足りなかっただけとも言える。あのとき、真面目に勉強してればなぁ…。

このDUO3.0はCDが別売り。最近の単語帳ではあり得ない残念ポイント。しかし、今はアプリabceedでアプリ版が購入できる。音声もテキストもセットになっているので、アプリ版が断然おすすめだ。

私は本とアプリ両方持っているが、ほぼアプリしか使っていない。

2ヵ月使ってわかった「DUO3.0」のメリット

2ヵ月でDUO3.0を10周してみて感じたメリットを紹介していく。

扱う範囲が幅広い

DUO3.0は扱う単語の範囲が幅広い。

「go with(付き合う)」「How's it going?(最近どう?)」といった日常会話的な表現から、政治、ビジネス、科学系の単語まで取り扱っている。

特定の試験や分野に特化していない分、基礎固めの単語帳としては最適と言えそうだ。

TOEIC対策をしたいなら特化した単語帳の方が良いとは思う。

しかし、銀フレや金フレとかぶる単語も多く、それ以外の単語もカバーしているので、最終目標である「英語を使う」ときに役立ってきそうと感じている。

受験単語帳では出会わないネイティブがよく使う表現が多いのも魅力だ。

例文の質が高い

ほとんどの単語帳に例文は付いている。しかし、「いつ使うの…?」みたいな例文が多い印象がある。

DUO3.0の例文は日常会話やニュースでそのまま使えそう、使われそうなフレーズが多く「これ覚えておきたいな」と思わせてくれる。

そして単純に例文がおもしろい。

「なにくすくす笑ってるんだ?」「ボブ、トレーナーが後ろ前よ。」「あっ!」

例文に同じ人物が何度も登場する。上記のようにボブは定期的に例文のなかで笑わせてくれるDUO3.0の人気(?)キャラだ。

楽しみながら勉強できるのはメリットと思う。

リスニング力が上がる

例文の聴きながら勉強していくことで、リスニング力が上がった気がする。

読み上げスピードが早く、単語だけでなく文章で読んでくれるので音声変化を聞き取る練習にもなっている。

アプリのなかにいくつか音声のパターンがあって、私は以下の順番で流れるものを使っている。

「①例文(ゆっくり)→②単語→③例文(早い)」

最初は「例文(早い)」のみの音声を聞いていたが、最初に「例文(ゆっくり)」で発音や1つ1つの単語をしっかり聞き取った後に「③例文(早い)」を聞くと聞き取りやすさがかなり変わった。

私と同じように初心者の方は上記の音声で勉強することをおすすめしたい。

文法学習と相性が良い

DUO3.0は単語帳なので文法の解説があるわけではない。DUO3.0だけで文法知識を身につけるのは難しいが、文法学習と併用すると効果が高いと感じた。

DUO3.0の560の例文の中には文法の重要表現も多く含まれている。

何周かしていると例文もなんとなく覚えることができて、文法書を読んでいると「これDUO3.0で見たやつだ!」と進研ゼミ的な感覚になる。

次にDUO3.0でその例文を見た時は「これは仮定法だからこういう表現になっているんだな」と思い出すことができ、文法知識の定着につながっている。

「DUO3.0」のデメリット

以下ではDUO3.0のデメリットと感じたことを紹介していく。

難しいので慣れるまでしんどい

学習始めたての頃はきつかった…。

文法知識もあまりない状態なので、文章の意味を理解するのも難しいし、単語も知らないものばかり。

特に政治っぽい単語が続くと泣きたくなる。「軍備縮小」「当局」とか「知らんわ!」という感じである。

そんな単語でも何周かしていると覚えていくので、耐えて取り組むしかない。1〜3周目は覚えようとせず、読み流す感じでどんどん進んでいくことをおすすめする。

重要度が低いと感じる単語もある

「これいつ使うの?」と思うような単語も一部収録されている。

例えば「反乱軍の兵士」「中絶(合法化に)賛成の」「ビデオデッキ」とかは今後の人生で使ったり、出会ったりする気がしない。2000年出版と少し古いのが原因だろうか。

とはいえ、ほとんどは重要単語と言えるもので構成されているので、大きな問題ではないかな。「覚える単語」ではなく「例文に含まれる1単語」程度に思っておけばあまり気にならない。

いらないと感じる単語もあくまで「私にとって」であって人によっても違うと思う。

DUO3.0を使った勉強法

私の場合、以下の方法で勉強している。1日200例文を目安に見るようにしていた。

200例文の内訳は2日前に学習した100例文と新しい100例文の組み合わせにして、記憶の定着を狙っている。

  • 1日目:例文1-100

  • 2日目:例文101-200

  • 3日目:例文1-100,201-300

  • 4日目:例文101-200,301-400

注意点として、真面目に100例文を覚えながら進めようとすると時間がかかりすぎてしまうこと。とにかく「サッと見る」を何回も何回も繰り返す方法が良いらしい。

最初はこの回転率を上げて単語を覚える方法に慣れていなく、かなり時間を使ってしまった。時間を使ったところで次見た時には忘れていたので、時間を使う方法はやはり意味がなさそうだ。

とにかく回転率を意識するのが大事と実感。

10周だとだいたい6〜7割くらいの理解度かなという印象。完全暗記を目指して、このまま100周くらいしたいと思う。

DUO3.0は実用性が高いおすすめ単語帳

単語帳レビューでも実用的と評されることが多いDUO3.0。個人的には例文の実用性の高さ、おもしろさと文法学習との相性の良さが気に入っている。

日本語を見たら瞬時に例文が浮かぶくらいになるとSpeakingにも役立ちそうである。

勉強内容としては先月と変わらず、Evergreenで文法を固めつつ、DUO3.0で単語を覚えている。飽きつつあるが、来月も投げ出さず続けていきたい。

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