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穀象

【チェンマイ俳句毎日】2024年3月26日

穀象に行くべき道を問うてみる

以前、仕事でお世話になっていた知り合いに、昨日今日と立て続けに会う機会があった。二人とも、年月にすれば数十年、ずっと自分の好きな道で活動を続けて来られ、それは大きな社会貢献にもなっている。私より20歳も年上の先輩方だが、私より100倍パワフルだ。数年ぶりだったのに、以前と変わらず若々しくいきいきとしていた。
私はといえば、これからどうしたらいいのかと、例えば米を研いでいる時なんかでも、ついつい手が止まってしまいがちだ。一方の先輩方は、手が止まる暇なんかなさそう。
象の鼻のような長い突起を垂れて歩く穀象虫を見ていたら、答えは自分がやって来たことの中にあるのかもしれないとふと思った。


穀象や足もとにある宝もの


✍️穀象 三夏
【子季語】穀象虫、象鼻虫、米の虫など
象の鼻みたいな口吻が地面に向かって伸びている。日本には少なくなったが、我が家では米を研ぐと、まず浮かんでくる。写真が撮れなかったのでイラストで。

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