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春日傘

【チェンマイ俳句毎日】2024年2月3日
春日傘パレード待ちの連帯感

チェンマイは毎年2月頭に開催されるフラワーフェスティバルの真っ最中。昼近くに旧市街へ出かけると、ちょうど花の山車のパレードとぶつかった。
朝夕は長袖の上着が必要なほど肌寒いのに、日中は春を通り越してまるで夏の陽気。日差しも強いので、集まった観客はそれぞれに日傘をさしたり、日陰に入ったりして途切れ途切れにやって来る花の山車をのんびりと待っている。
のろのろとやってくる山車は、それぞれの地域ごとにテーマを持たせたデザイン性や美しさを競い合っていて見応えがある。山車を覆う色鮮やかな花々も、早朝からスタンバイしているパレードの美男美女たちも、強い日差しを跳ね返すように輝いている。
このパレードは、市内の中高生によるマーチングバンドの演奏も見どころのひとつ。暑い中、一生懸命に演奏する生徒さんたちを見ると、おばちゃんは目頭が熱くなってしまう。

マーチングバンドの白靴良く揃ひ


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