バナナ * チェンマイ俳句毎日
【チェンマイ俳句毎日】2024年6月15日
吊られゐるバナナの部屋を明るうす
一房の半分青きバナナかな
朝市の最後に求む青バナナ
紐かけてバナナを渡すバナナ売
一房の重みバナナの十八本
咳残る夫に選びしバナナかな
私が朝市で必ず買うもののひとつがバナナだ。タイではバナナは1年中出回っているが、今は一房で20バーツ(約80円)と安いので、よく採れる時期なのだろう。
バナナにも色々な種類がある。我が家の好みは、タイでは一番ポピュラーな「 グルアイ・ナムワー」という種類。日本で売られているバナナよりも短くて瑞々しく、フルーティだ。価格も安い。
一房単位で売られているので、熟れすぎていると食べるのが間に合わないから、まだ少し青いバナナを選ぶとだいたい1週間でちょうど食べきれる。買うと紐をかけて渡してくれるので、それを手に下げて持ち帰り、そのまま部屋の中に吊り下げる。
一房のバナナはけっこう重い。買い物の最後の方に買うのが疲れないポイントだと分かっているのだが、プリッと太っていかにも美味しそうなバナナを見ると、毎回反射的に買ってしまう。
✍️バナナ 三夏
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