花ミモザ
【チェンマイ俳句毎日】2024年2月26日
寂しいは生きたいと知る花ミモザ
亡き友人のための手作りの遺句集が日本の句会の先生にも届き、感想も頂いた。何週間も制作に向き合ってきた。紙細工は好きだし、心癒やされる時間だったが、亡くなった友人にはいくら声をかけても返事をもらうことができない事実が、例えようのないほど寂しかった。
ネットで得たばかりの情報だが、自然の中ではごくか弱い存在である人間は、生存率を上げるために「寂しい」という感情によって集団でいる方向へ導いているのだという。さみしさを感じるのは生きたいからなのだと思うと、自分のなかのやり場のない寂しさもポジティブに受け止められる気がする。
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