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猟銃

【チェンマイ俳句毎日】2024年1月29日
猟銃を見せ合ふ森の昼餉かな
若猟夫兎の耳を握りしめ
ムササビの頭をしやぶる老猟父

カレン族の食を中心に文化を紹介するイベントに出かけた。このイベントのハイライトの1つ、カレン料理のブッフェは、3つの村の主婦グループ+バンコクから参加のシェフによる15〜20品が並んで壮観。どれも森の野菜たっぷりだ。タポポというカレンのおかゆを、チーズ入リゾットにアレンジしたフュージョン料理なんかもあって温もった。

実際に村に行くと、その日捕れた森の生き物が食卓に上ることがある。猟の方法は狙う動物によって違っていて、森の斜面に罠を仕掛けたり、猟銃で狙ったり。捕れるのは、リスやムササビ、ネズミ、イノシシなどいろいろ。猟ではないが、私が好きなのは竹の中にいる白い幼虫。揚げても蒸してもおいしくて手が止まらなくなる。




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