涼し
【チェンマイ俳句毎日】2024年5月7日
すずしさや主なき椅子そのままに
帰国中、チェンマイの友人から、父親が亡くなったという連絡があった。
お葬式には間に合わなかった。
チェンマイに戻って友人に会いに行ったものの、どんな言葉をかけたらいいか戸惑っている私を、友人は逆に気遣ってくれ、穏やかだったというお父さんの最後の様子を話してくれたり、世間話をしたりして過ごした。
友人の家族はとても仲が良く、遊びに行くといつもみんなの椅子を並べてテレビを観ていたが、お父さんが座っていた真ん中の椅子は、以前のままに置いてあった。
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