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漫画家の確定申告(むっちゃ小規模)

今までは扶養範囲内の白色申告

2021年までは漫画家というより、似顔絵イラストレーター、時々漫画背景アシスタントとして細々と仕事をやってきたのでやよいの白色オンラインでお小遣い帳レベルな感覚で確定申告をしてきた。家で印刷、郵送…ってな流れで。
別にしなくてもいいレベルの収入だったけどほんとに少額でも源泉分を取り戻したいのと、いつか来るであろう??(切望)収入増での本気の確定申告のために練習としてやってた。実際、数年遡るらしいので少額でもきちんとやっておいた方がいいはずだよな〜とは思ってた。

収入増は突然に

そんなこんなで2021年、ある大手様よりなぜか私に依頼が来て、できるかもわかんないけど飛びついたのが漫画家の始まりだった。(若い時に一度青年誌での挫折もあったので復活というのかな?ほんと、昔から関わる編集様に恵まれてるので、今もやる気を維持しながら丁寧に育ててもらってる。)
その仕事の原稿料が1度でもう扶養超えしてしまう状況になったのだ。とうとう来たか!この時を100億光年待っていた!

青色申告と開業届を提出

2022年分から青色申告をしようと思ったので2021年分の確定申告書類提出の際に青色申告申請書と開業届を一緒に提出。これは国税庁のサイトからダウンロードして記入して送るのだ。(返送用封筒は入れてね!もちろん窓口で直接提出でもいい)これをしとかんと次年度に青色申告ができないので気をつけたいところ。そして国保が高くなるぞ!というのを見越して漫画家協会に入会。そうしておくと文美に入れるからね!組合の健康保険は一定額なので国保と比較して決めたらいいと思う。2022年度の私の国保はまあまあ可愛い金額だったのでそのままにした。多分2023年から容赦ないと思う。。。ガクガク

MFクラウド確定申告を使って自力でやろうとしたけど断念!

青になったらそういうソフトを使えば簡単なんでしょう〜?と生ぬるく考えてたが無理!!よく考えたら簿記とか知らんし。私理解しないまま使えないタイプ!知らぬ間に損したくない!!適当にやってあとでなんか言われるというドキドキ感も味わいたくない!パソコン操作は苦手じゃないので導入までは全然平気だったけど内容がわからないので全くノータッチだった。。。2022年、まるっと領収書とかを溜め込み、放置してた。。。

税理士探し

ちょうど実家のマンションを売った関連の確定申告も必要だったのでこれはもう自力は無理と思ったので思い切って税理士さんに相談してみようと思った。
早めにしないと忙しくなってやってもらえないかもと思ったので10月?11月くらいに探し出したかな??

  • ミツモア(税理士探すのに使ったサイト)

  • 友人の紹介

  • ドージンタックスなどの漫画家に特化した税理士

探すのに3つ候補があったけど最終的に会った時の好印象や共通点などが多くあったことで話しやすく友人紹介の人に決めた。

税理士を頼むにあたっての私の条件

お金に余裕があって、この先ずっと安泰なら丸投げコースにしてたと思う。でもそうじゃないのでお願いする条件を洗い直してみた

  • 自分で内容を把握しておきたい

  • いつ仕事がなくなるかもわからないのであまりお金が使えない

  • クラウドソフトで連携してほしい

  • 一緒に使い方も教えて欲しい

  • より良くなるための提案や新しいことを取り入れていってほしい

  • 大きな組織の人じゃない方がなんとなく嬉しい(野生の勘 笑)

  • なるべく若い人がいい(笑)

などで本当に条件に一致した人が見つかって嬉しい。金額面も本当にそれでいいんですか??な感じで申し訳ない!(収入増えたら増額しますからね!と言っていただいてるので頑張るよー!)

税理士と二人三脚での帳簿付け

まずは自分で経費になると思うものを、ソフトの使い方を見てひたすら入力していったよ。そのあと税理士さんとソフトの連携をして遠隔で見てもらいながら答え合わせ。言われるままページを開いて「ここが違うとどこか間違ってますのでこれを開いてみましょう」など指示を受けながらも自分で再入力。

んで、後日また後半の入力が終わる頃に税理士さんとの打ち合わせ(電話)の日時を約束。それまでに自分で疑問に思ったことなど10くらい箇条書きにして質問をまとめておいた。んで答え合わせ。

そんなこんなで年明け1月中旬に届いた出版社からの支払調書をメール添付で提出して私の作業は終わり〜〜〜!ヒャッハー!

2023年の帳簿付からは楽に

引き続き、年度を切り替えてMFクラウド確定申告で帳簿付を自分でするのだけど、毎度わけわからんくなってた去年からの残高?などの引き継ぎも税理士が見守る中無事にできたし、2022年の経費は事業用に使ってたカードの入力の時差?がめんどくさくなり、これもまた税理士さんにpay for BusinessというMFクラウドの連携サービスを教えてもらって事業用のカードを切り替えた。これはVISAカードだけどプリペイド式で決済が早いので帳簿の時にめんどくない!(時差がない)

さらに私の買い物はAmazonが多いし、証憑(明細)の自動貼り付けのサービスもあるので経費専門のAmazonのアカウントも別に作った(自分のプライム会員から自分を招待する感じ。マーケットプレイスで売る側になるわけじゃないから違法ではない。Amazonビジネスというのもあるけど、ビジネスというくせに自動証憑がない!なんでやねん!)
これだと領収書のデジタル読み込み、保存、の作業が省略されるし漏れがない。色々教えてくれてありがとう税理士さん!んで帳簿も「振替勘定」のルールも作ってくれたので今年から処理も楽だぞう。MFクラウドは一度覚えると自動でその処理をしてくれるから助かってる。こんな感じ。

迷ったら一度相談してみるのも手段の1つ

まさか自分レベルが税理士に頼むとは…なのが第一の感想。友人漫画家の中でぶっちぎり収入が少ないのに(笑)でも結果、調べた中での最少金額なのに懇切丁寧、やりながら自分でも覚えられる。確定申告書類に担当の税理士がいることで信頼も得るし、この時期にはもう確定申告は終わってるので仕事に集中できて生産性も(きっと)上がって収入が増えていくはず。自分の周りがこのようにスマートになるならば決して無駄な出費ではないと思う。結果が伴っている、プロに対する対価。喜んでお支払いするよ!これからもよろしくお願いします!!!!
(万が一私に収入が増えるようなことがあれば丸投げ方式にシフトチェンジもあり。できればそうして社会にお金を回していきたいね!)

まとめ

ただ税理士〜〜〜!と探すんじゃなくて、自分がどこまでやって、何をお願いするかで全然変わってくると思うのでこの記事が役に立つかはおいといて、税理士探してみようかな〜、それなら自分でできるわ!などのヒントにでもなれば幸いデス。

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