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2023/12/30

忘年会やらなんやらでお酒を飲む機会が増えて眠りが浅い。その時は楽しいのだけど、帰りの電車とかで明日は頭が重いなあと酔った脳みそで考えていると憂鬱になる。
大学生の頃は今よりもっと飲んでいた気がするけれど、あんまりそんなこと思わなかったような気がする。年齢のせいだろうか。単純に忘れているだけな気もする。

「プルーストを読む生活」がもうすぐ読み終わりそうで悲しい。2ヶ月ほど前に買ってようやく終わりに近づいているぐらいのスローペースな読書だけれど、読みたい本が家にあるというのは何度も書くけれどやっぱり幸せなことだ。
ちょうど読んでいるところでは、「家族」や「家」の話をしていて、今の自分はそれらの形にどこまで憧れているんだろうと思う。
具体的な形と、自分の中の源泉となる欲望が、今はぼやぼやとしている。

忘年会のせいで、今年に限らず昔のことを思い出すことが多い。
新卒で働いていた時に住んでいた関東での暮らしを思い出す。結局その仕事は鬱病になって辞めてしまったのだが。
病気の予兆みたいなものは数ヶ月前から出ていて、だからかその辺りの記憶は割と曖昧なのだけど、たまの休みに熱海へ出ていたことは唯一の癒しだった。温泉に入って、熱海駅から熱海サンビーチまで降りて行って、1日海を眺めていた。熱海の海も良かったのだけど、当時の自分が1番心奪われていたのは熱海駅に行く途中にある根府川駅あたりの景色で、数分ぐらいの海の風景が続く車窓からの景色を、今でも美しいと思うぐらいには覚えている。

あの数分の景色を見るために、熱海へよく通っていたと言っても過言ではない。根府川駅に降りて、海を見ていたこともあったのだけれど、車窓から見る景色の良さは感じられなかった。
久しぶりに関東へ行く用事でも作って、あの景色をまた見に行くこともありだな。

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